市役所と言えば、ドイツに来て一週間の、右も左もわからない時、住民登録を市役所に申請しに行ったのだが、その時、案内所の人にどうすればいいか聞いたら、「ここはドイツ、ドイツ語しか話しません!」と言われたことをトラウマのように覚えている。おぃおぃ、マジかよ…と。まぁ、案内所のおねぇさん以外は、皆さん英語で親切に受け答えしていただいたんですけどね。そういえば、日本の市役所では、外国人の方に英語で対応してるのかな?日本語だけだとひじょ~に厳しいですよね。
そんなことがあったので、月曜日にドイツ人の同僚に電話をしてもらって必要書類を聞いてもらった際に、ついでに電話で予約可能かも聞いてもらった。予約は不可で、直接現場に来てください、との返事。うぅむ、これは気合い入れて行くしかないか…。
火曜日:
必要書類一式を持って市役所に行く。家からのバスの中で、「英語で話してもらえませんか?」というドイツ語を考えて、ブツブツ練習しながら市役所に向かった。トラウマの案内書にて、「Können Sie mich Englisch Sprechen ?」と、通じるのかすら怪しい、たどたどしいドイツ語でお願いすると、案内所のおばちゃんは「Yes」と!!おぉ、素晴らしい。無事に免許証課?の場所を聞いて、その部屋まで行く。朝9時頃だったが、ほとんど順番待ちはなく、すぐに中に入れた。これなら予約いらないです。
中に入ると、おねえさんが一人。で、また「Können Sie mich Englisch Sprechen ?」「No.」…
Noですか。でもこれでスゴスゴ引き下がるほどヤワじゃなくなりました。面の皮が厚くなったともいう。英語交じりの訳わからんドイツ語+ボディランゲージで、何とか「日本の免許証をドイツの免許証に書き換えたい」と伝えると、奇跡的に伝わったようだ。これぞHeart to Heart。持て来た書類を見せると、どうも住民登録書がこれではダメで、もう一度申請してきて(ドイツ語)、と言っているようだ。しかも、領事館で入手した免許証翻訳もダメ(ドイツ語)、と言っているかのよう。はっきりとは分からないけど、とにかくその2点が問題のようだ。おねえさんは【Information】と書かれたA42枚の紙(ドイツ語)をくれた。何かわからないけど、その紙に必要なことが書いているように思えた。これにて一時退散。
市役所から出ようとしたけど、もう一度案内書のおばちゃんに、「住民登録書がダメって言われたけど、なんでかな…?」と言ったら、「これは発行されたのが古いのよ。新しいのを○○といってもらえばいい。」と教えてくれた。○○の部分はドイツ語で聞き取れない。するとおばちゃんはメモに書いて教えてくれた。「これを持って向こうの部屋に行って」。おばちゃんが神様に見えた。
教えられた部屋にて、おねえさんに懲りもせず「Können Sie mich Englisch Sprechen ?」「a little」これで英語で会話がすすんでいく。おばちゃんにもらったメモも出番がなかった。新しい住民登録書をもらって、一旦仕事場へ。ドイツ人の同僚に、【Information】を通訳してもらう。免許証のドイツ語翻訳もドイツ人曰く問題ないらしい。うぅ~ん、以心伝心会話だったから、感じ間違いか。
水曜日:
リベンジです。今日は直接免許証課に突撃。昨日と同じおねえさんで、話はやっぱり以心伝心。とおもってたら、今日はおねえさん、英語を話されるじゃないか!機嫌がいいのかな。ラッキーです。昨日新たに入手した住民登録証を見せると、「これは必要項目が抜けてるわ」とのこと。で、速攻でもう一度住民登録課に行って、再発行してもらう。ちなみに、昨日案内所のおばちゃんに貰ったメモをよく読めば、「運転免許証に必要な記載事項が付いた住民登録証」と書かれていた。初めからこれを見せれば良かったのか。その後、また免許証課に帰って、手続き再開。ドイツ語翻訳も「昨日と一緒じゃない。ダメよ」と言われたが、「これは厳密な、公式な翻訳で、すべての日本人はこれを使っている」、というと、ふぅ~ん、と言いながら手続きを進めてくれた。あとは書類にサインしたり、お金を払ったりで終了。来週月曜日まで日本の免許証は市役所預かり、ドイツの免許証は3週間後に出来るよ、とのこと。これで一安心です。
このブログをご覧になる人のために、必要書類をまとめときます。2011年3月現在、ダルムシュタットに関してです。
- 日本の免許証
- 日本の免許証のドイツ語翻訳(フランクフルト領事館でしてもらったもの。15.5€)
- パスポート
- 住民登録証(免許書申請に必要な項目が記載されたもの。8€)
- 写真一枚(滞在許可書と同じ)
- お金(42.6€)
ポチッとお願いしますm(_ _)m

0 件のコメント:
コメントを投稿