2010年11月4日木曜日

フンボルト

さて、ドイツの研究室に行先を決めたのが渡独の1年以上前。確か5~6月だったと思う。
日本の仕事場のボスやお世話になってる先生にドイツ行きを考えていることを伝えて、それから受け入れ先の教授に受け入れの可否を問い合わせたのがその頃。

それからドイツでの研究計画を立てて、フンボルトの提案書に取り掛かりました。
で、研究計画書や申請書類が出来たのが12月頃。
計画書の作成にかなり時間がかかってしまいました。

12月のクリスマス頃にドイツに乗り込んで、受け入れ先の教授と研究提案書の詳細について詰めました。
帰国してすぐに申請書類を郵送し、7月の審査で採択されました。
ちなみに、採択通知はe-mail。
アッサリしたもんです。
もちろん、正式な書類も後日郵送されてきましたけど。
ある意味、これは親切ですよね。色々と準備することもあるし、通知は出来るだけ早い方がいいですよね。

一応、このブログは研究者向けに書きたいという気持ちもあって、
何かのついでにこのブログを見た人のためになるかもしれないので、
フンボルトの申請書類についてまとめてみます。
すべて英語でOKです。

1.申請書
これは形式が決まっているので、その通りに書くのみ。

2.研究計画書
形式は自由です。10ページくらい書きました。

3.推薦書(受け入れ先から)
受け入れ先の教授に書いてもらうものです。
選考において、かなり重要なポイントを占めている気がします。

4.推薦書(知り合いの研究者3名から)
これが自分的にはキツイ条件でした。自分の場合、申請には海外から2名+日本から1名というのが推薦者の条件でした。
海外の知り合いがいない or 少ないから海外に出るのに、どないせいっちゅうねん!
といっても、頼まないことには前に進みません。
仕方がないので、2回くらいしかあったことがない大御所にもお願いしました。
皆さん、快く推薦書を書いてくれました。感謝。

5.履歴書(Curriculum vitaeってやつです)
これは2ページ以内だったかな。
これまでやってきた研究プロジェクト(外部資金獲得状況とか)を含めて箇条書きにしました。
形式は自由です。

6.論文リスト
これは言わずもがな。形式は自由。

7.語学力(英語)証明書
これは、大学の英語の先生にお願いして書いてもらいました。

あとはカバーレターを添えれば完成です。抜けてないかな?

書類の締め切りというのはなくて、通年受け付けてます。
審査は年3回(3、7、11月だったか)あるので、申請書が受理された時期によって、振り分けられます。
私は1月初旬に出して、3月の審査会には間に合わずに7月になりました。
で、幸運にも採択され、フンボルト財団のFellowshipとしてドイツ行きとなりました。


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