フンボルト続きです。
申請を考えている人に、どんな特典?があるのかを簡単に。
1.奨学金がもらえる。
申請書に書いてるけど、2450EURO。円高ユーロ安の最近じゃぁJSPSの方がいいんじゃないか?という気もしますが、為替相場を気にせずにすむ、というのはいいもんです。
2.渡航費もらえる
これはJSPSが代行して日本円で一定額が支給されます。
3.諸手当がある
家族手当とか。助かります。
4.語学研修が受けれる(希望すれば)
研究開始の前に、2か月もしくは4か月の集中語学研修が受けられます。
希望すれば、配偶者の分も援助されるみたい。
自分は研究期間が1年間しか取れないので、集中コースは取らずに大学のドイツ語研修を受けてます。
5.研究費が付く
受け入れ先のホストに800ユーロ/月が入ります。
研究費としてはもちろん、間接的な経費も掛かるだろうから、受け入れ先にとっても助かるはず。
6.帰国後、再渡独の制度がある
これが一番の特色でしょう。まだ帰国してないから詳細はわからないけど。
7.滞在中、数々のイベントがある
これについて、さっそくイベントがあったので書きましょう。
8月中旬にフンボルトから「10月5-7日にUlmでmeeting」の招待状が届きました。
自分がドイツに入国するのが10月2日。
で、アパートに入居するのが4日。
その次の日に出張ってどうよ?と思いながらも、せっかくの招待だし、受けて立つことにしました。
で、「行きます」の返事をした3日後、「ポスター発表か口頭発表もしてね」の通知が来たときに、ちょっと後悔しました。。。。 ポスターで許してください。。。。
Ulmはダルムシュタットから電車で3時間ほどの、アインシュタインの生誕の地。
世界一高い大聖堂があるらしい。by地球の歩き方
会場はUlm大学。 参加者130人くらい。
Networkmeetingはドイツに新しく来たFellowを集めて、情報交換とか、困っていることなどを相談したりすることが目的らしい。
自分はドイツに来て3日目、困っていることなぞ何もない。
情報交換しようにも、まだ大学にも出勤していない。
なにしゃべんねん。
と、まぁこんな状態だったけど、 非常に勉強になりました。
何がって、皆さん英語がペラペラです。レベルが違いすぎる。
自分の英語力の無さを身をもって実感できました。
同時に、フンボルトのマネージメントの素晴らしさにも感動しました。
「ドイツに親しんでもらおう」という心を感じました。
JSPSの外国人特別研究員も同じような制度だと思うけど、ぜひ、こんなシステムを作ってほしいな~と思いながらmeetingを過ごしました。
最終日は、市内観光。
数グループに分かれて、市内をぶらぶら歩きます。
【傾いた家】。写真でわかるかな?水面に向かって傾いています。
で、ツアーのクライマックス(であろう)、大聖堂。
クライマックスのはずが、ササッと通り過ぎた感じ。
ちょっと拍子抜けしたので、meeting解散の後、もう一回一人で大聖堂に行きました。
こういうヨーロッパ中世の建造物ってスケールが大きくて、興味があるのです。
初めに書きましたが、大聖堂は世界一高い。当然、それを売りにしている限りは、上に登れます。
ただし、狭く急な階段が768段。
でも行きますよね。チャレンジしますよね。
同じことを考える人はいるものです。
上に登る受け付けで、中国人のFellowのグループがいました。
彼らは何やら受付でゴニョゴニョやってます。
どーしたの?と聞くと「上に登る団体料金は10人からなんだけど、あと一人足りないんだ」とのこと。
じゃぁ、自分も行くから、一緒に。というと、「あなたを含めて9人なんだ」と。
…すでにカウントしてましたか。恐るべし。
なんだかんだゴネてるうちに、受け付けのおばちゃんもめんどくさくなったのか、団体料金になりました。
団体料金と個人料金の差は0.5ユーロ。60円。
中国人のパワーはすごいです。
で、必死で768段登ってとった景色がこれ。
霞がかってて、あまり見えなかったとです…。
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