2011年9月25日日曜日

Good-bye Darmstadt!

Darmstadt最終日。
朝8時から郵便局に行って、最後の荷物を日本に送る。
家に帰って荷造り&日本人同僚に日本食おすそ分け。
午後から大家さんが来て、最後の挨拶をすませた。大家さんからワインとグミと紅茶をプレゼントされた。ありがとうございます。が、しかし正直、このタイミングでワインは困りますよ…。

その後、繁華街に出てちょっと買い物。で、バスで家に帰って…と思ってたら、バスの運転手が、道を間違えた!最終日にして初の経験です。ま、面白いからいいけどね。

早めの夜ごはんの後は、思い出深い森のまわりをちょっと散歩した。色々思い出しながら、散歩した。ドイツでは、仕事と家庭を半々くらいに考えていたと思う。だから、幼稚園までの道のりとか、森の散歩とか、スーパーでの買い物とか、たくさん想い出がある。ドイツに来て、家族の絆は強まったかな。こういう知らない土地や国にくると、家族の大切さがよくわかる。日本でいるよりも、濃密な時間を家族と過ごせたことは、とても大事なことだろう。

ヨーロッパは、毎年のように来るだろうけど、やっぱり一年過ごした場所というのは、別格だ。Darmstadtありがとう。

明日からItaly!

(そういえば、このブログの名前、これからどうしようかな…。続けるなら、ブログ名変えなきゃな。)


ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ

2011年9月24日土曜日

The last day at TTD !

ついにTTDでの最後の日になってしまった。
この一年、研究はよくわからんが、太い人脈は作れたような気がする…。

最後の一週間は、11月の航空機実験に向けて、残った作業の引継ぎなどに忙しかった。
来週の学会発表の原稿、まだ作れていないので、今日から急いで作らないといけない!!

最終日の今日は、ビールにBrezel、マフィン、そしてネタ的に日本のお菓子を用意して、ちょっとしたパーティを開いた。お菓子にはイカ天もあったんだけど、大半のドイツ人はイカ天は苦手のようだ。柿の種はみんな好き。ジャガイモ関係のお菓子は、やっぱり口に合うようだ。ま、で一番喜んでいたのは、やっぱりBrezelなわけだが。

明日は大家さんに鍵を渡して、Darmstadt最後の日となる。
明後日からはイタリア・ナポリだ。

さぁ、荷造りしよう。(いや、発表資料作らなあかんやろ…)


ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ

2011年9月21日水曜日

Oktoberfest in München with 腹痛

Istanbulから帰ってきてから、腹痛で2~3日仕事を休むはめになった。そういえば、Istanbul一日目ですでに腹痛を感じていたことを思い出した。

今回の腹痛は、「鈍痛」で耐えがたいほど痛いわけでなく、かといって歩けるような感じでもなく、1週間以上ものあいだ、下痢と腹痛に悩まされた。ようやく今日火曜日、腹痛から脱出しつつある。病院に行くか、とも思ったが、なにしろ歩くのが大変なので、色々面倒なドイツの病院に行く気力もなかった。

そんな中、金曜日の夜から月曜日の朝にかけて、日本から友人夫婦がやってきた。目的は土曜日からMünchenで開催される世界最大のビール祭り、Oktoberfestに行くためだ。俺は腹痛持ち、友人は腰痛持ち、と長距離移動が案じられるチームだが、なんとか無事、週末Münchenツアーを終了したので、簡単に書いていく。

DarmstadtからMünchenまでは直通ECで約4時間ほど。昼過ぎにMünchenに着いた。中央駅から離れたホテルに荷物をおいて、イザ出陣。

会場に向かう道では、Münchenの人たちは老若男女、バイエルンの民族衣装で着飾っているのが見られる。きっと、我が地元の祭りでいうところの法被と同じだろうと一人で納得する。

会場入口に入る前だが、すでに行動がおかしい人がチラホラ。
楽しそうだし、害はないし、いいんだけどね。

会場入口ゲート。気分が盛り上がります。

会場には、このような巨大なテント(もはやテントではない気がするが…)が、いくつか設営されている。

テントの中は巨大なビアホール。
テントの中で、雰囲気を楽しみながら食事を、と思っていたけど、数百人が入るテントの中は、ほぼ全員、出来上がっている。椅子の上に立って、大声で歌い、踊り、異様な雰囲気だ。とても30オーバーの異国人が参戦できる雰囲気ではありません。空席もないし、オーダーの仕方もわからないしね。

なので、ちょっと落ち着いているテントの外の席を取りました。
長机で、アメリカ人達と同席。周りではドイツ人達が歌ったりしてました。まぁ、日本の若者と同じかもしれませんね。
すごく暑かったのと、人が多かったので16時頃に会場を後にして、街の中心に向かいました。

マリエン広場の市庁舎。ちょうど17時で仕掛け時計が動いていました。

翌日、ホテルで一緒になった日本人の方と一緒に市内観光へ。
昨日行ったマリエン広場近くのレジデンツに行こうとしたら…パレードが!!
思いかけず、ラッキーでした。

さてレジデンツ。
おっぱい噴水。
これ、表面はすべて貝で覆われています。すごいです。

アンティクヴァリウム。
レジデンツは広く、見どころもたくさんあり、なかなか疲れます。

昼食に白ソーセージを食した後は、BMW博物館へ。
ここは、歴代のクラッシックカーなど、BMWの歴史がわかりやすく展示されています。
車好きでなくとも…と言いたいところですが、博物館で見かけたある日本人カップルは、男性が大興奮の中、女性が冷め切っていたのを見ると、やっぱり車好きには楽しいところというべきでしょう。しかし、多くの老若男女が博物館で楽しんでました。隣にはBMWのショールームもあり、こちらはモトクロスバイクのショーなどもあって、誰もが楽しめるショールームです。

もう一度マリエン広場に戻って、中央駅まで歩きながら教会などを観光し、夜中にダルムシュタットに帰ってきました。


なんとか、腹痛も酷くならずに帰ってこれてよかった。


ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ

2011年9月16日金曜日

Istanbul 3日目

Istanbul 3日目。

本来ならば早朝の移動で特に記事もないところだった。午後からは仕事に戻って…と考えていたが、その計画は泡と散る。

時差のことをすっかり忘れて寝坊したが、なんとか予約していた早朝6時の乗合シャトルに乗り込み、空港に向かう。6時半に空港着。出発便は8時20分だ。

イスタンブールの空港は、空港に入るためにセキュリティチェックをまず初めに通らなければならない。イスラム国家だし、テロを警戒してのことだと思うが、出発まで2時間を切っているこちらとしては、ちょっと焦るシステムである。もちろん、搭乗前にもセキュリティチェックがある。

セキュリティチェックを終えて、チェックインカウンターに向かうが、すごい列である。そもそも、「フランクフルト行はB○○カウンター」というように分かれておらず、ある特定の便以外はすべて同じカウンターに並ばねばならない。このシステムは変えたほうがいいように思う。出発時間の迫った便でも、大丈夫なのかどうかがわからないからだ。出発が迫った便の乗客には係員が便名を叫んで列を飛ばしてカウンターに向かわせている。この長蛇の列に並ぶと、時間的に危なそうだと判断し、なぜか空いている自動チェックイン機に向かう。

操作がわからないところがあって、係員のお兄さんに手伝ってもらうが、結局自動チェックインでは搭乗券を入手できず。しかし、この時、すでに空席が一席(つまり自分の分)しかないことを知る。仕方なく長蛇の列に並ぶ。

いくら待っても無駄っぽいが、係員のお声はかからず。1時間を切ったので、係員に聞いたが、「wait」の一言。大丈夫か…。ようやくカウンターに着いたのは出発40分前。カウンターのお姉さんが「Already closed」と死の宣告をしやがった…。おぃ!!「Wait」って言ってたじゃん!と怒っても、泣いても、お姉さんはどうしようもない。「Sorry....」というだけだ。仕方ないので、事後の策を、とトルコ航空のチケットショップに行って、次の便に変えてもらうことにした。が、ここでも「Full」と。。。今日のフランクフルト行きのすべての便がFullらしい。とりあえず、次の便(12時発)の空席待ちをお願いする。

11時、空席待ちの結果を聞きに行くと…「Full」。もう目の前真っ黒だ。調べてもらうと、明日の夜の便まで満席だそうだ。こりゃだめだキャンセル待ちはだめだ、とルフトハンザのカウンターに行き、空席がないか聞くがこれもダメ。

…こうなりゃ、まずはドイツに帰ることを考えよう、と目標変更。ドイツに帰れれば、あとは何とかなる。もう一度トルコ航空のチケットカウンターに行き、一番早い、ドイツの他の都市の空席を探してくれ、とお願いする。すると、ハンブルクかハノーファーなら取れる、という返事が。そりゃぁ、ハノーファーの方が近いだろう、と空席を押さえてもらう。

今度は自動チェックインも使えて搭乗券もゲット。無事に飛行機に乗れました。

ハノーファーからは電車で4時間程度でダルムシュタットに到着。途中で日本に興味のある医学教授のオッサンから、「科学と経済の関係について話し合おう」と無理難題を吹っかけられたが、適当に話をしてかわしておいた。いや、かわせたのかはわからないが…。こっちは疲れてるんだよ。

結局帰宅したのは夜10時。思わぬ長旅になったが、無事に帰れてよかった。


ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ

Istanbul 2日


Istanbul2日目。

8時半過ぎにホテルを出て、まずはドルマバフチェ宮殿(Dolmabahçe Sarayı)に向かう。第一のゲート。ここで入場券を購入し、セキュリティチェックも行う。

この宮殿は現役の迎賓館のため、入口には衛兵さんが警備についている。ちょうど衛兵さんの交代式が見られた。


さて、ゲートを進んで、いよいよ宮殿入口までくると早くも行列が出来ているが、列が動いている気配はない。

どうやら何人かのグループになって、案内人にツアーしてもらう見学方法のため、次の案内は何分から、と決まっているのである。ツアーには、トルコ語と英語があるが、トルコ語の方が早くに出発できそうだったので、「トルコ語ツアーに参加してもいい?」と英語で聞くと、「Very Trkishだからダメだ」というよくわからない返事が返ってきた。まぁ、英語で聞いた地点でダメなんだろう。結局少し待って英語のツアーに参加したわけだが、これが良かった。わかりやすい英語を心がけているのか、簡単な単語で丁寧に説明されていた。こんなにわかりやすい英語ツアーは初めてだ。写真は撮影禁止だったので内部の写真はないが、絢爛豪華の一言に尽きる。1853年に完成した比較的新しい建物からか、かなりヨーロッパ建築の影響を感じる。ベルサイユ宮殿のような雰囲気だ。

宮殿見学の後は、「ヨーロッパとアジアの間を行き来したい」と思い、ヨーロッパとアジアを分けるボスボラス海峡をクルーズすることに決めた。船の発着場であるガラタ橋に戻って、まずは切符購入と出航時間をチェック。出航まで時間があったので、ガラタ橋名物のサバサンドを昼食に食べることにした。サバサンドは、こんな感じの小舟で作っていて、船の向かいのテントで食べるファストフードだ。

この小舟、ありえないほど揺れまくっていたが、一日中あの船の中でサバサンドを作っている職人さん、逆に揺れない地面が苦手になりそうだな。
サバサンドは、こんな感じ。

味があまりついていないので、自分で塩やレモン汁をかけて味調整して食べる。サバサンドってもっと臭みがあるのかと思っていたが、あっさりしていて結構イケる。大人向けの味です。これだけじゃお腹いっぱいにならないので、焼きとうもろこしもいってみた。
これも、うまそうに見えるが、味がないな…。醤油が欲しいところです。

まだ出航まで時間があるので、近くのモスクへ行くことに。近くって言っても3つもあるので、とりあえず一番目立たないモスクへ行くことにした。ブルーモスクのときに、もっと観光客が少ない方がいいなぁ、と思っていたので、目立たないモスクなら観光客もいないだろう、と考えたわけです。
行った先は、リュステム・パジャ・ジャーミィ(Rüstem Paşa Camii)。写真手前です。

ここは観光客がほとんどいなかった。とっても居心地のいい空間だったので、座ってぼ~としていたが、その間4人くらいしか観光客が来なかった。イズニックタイルが全面に使われていて、すごくきれいなモスクです。


ボ~としている間に、出航時間が近づいてきたので、いざ出航場所へ。

クルーズ船はこれ。

日本人である私ですが、ドイツに一年間住んでいる間に3回もクルーズを経験したプロのクルーザー、初めのポジション取りがもっとも重要で、どこがいいポジションか、ということは経験からわかります。上の写真でいうと、避難用浮輪が並んでいる空間の真ん中ほど、ですな。日が当たらなくて、風通しが良いところ、ってことです。もちろん、この場所をゲットして、悠々クルーズを楽しむことが出来ました。

こちらはエーゲ海ひいては地中海に繋がるマルマラ海への入口。左手はイスタンブールのヨーロッパ側。

さっき見学したドルマバフチェ宮殿。

きっとボスボラス海峡から見られることを前提に設計されたのだろう、という気がします。ボスボラス海峡クルーズは、ヨーロッパ側とアジア側の街に交互に寄港しながら黒海近郊の街まで1時間30分旅します。
途中の街Kanlıcaにて積み込まれたヨーグルト。

ヨーグルトはトルコが起源と言われています。Kanlıcaはヨーグルトの名産地らしい。

いよいよ黒海が見えてきた。

終着地であるAnadolu Kavağıにまもなく到着。帰りの船は1時間15分後なので、黒海が見渡せる展望地まで急いでいくことに。目指すはあの城跡。

時間もあまりないので、必死で登ったあとの景色は…

黒海側。この向こうはロシアやウクライナに通じているのか…。

通ってきたボスボラス海峡。左側がアジア、右側がヨーロッパ。なんか、アジアとかヨーロッパとか、分けるのが意味あるのかと思えてきます。

帰りの船では、とくに写真を撮るでもなく、ボヘ~とのんびりしてました。ただ一か所、トイレが面白かったので。

トルコ式トイレです。和式に近いな。この旅では、この船内でしかお目にかかれませんでした。これ、小はいいけど、大はどうやってするんだろう…。

クルーズから帰ると5時すぎ。まだ時間あるな~と「ハマム」をしに行くことにした。ハマムはトルコ式公衆浴場みたいな感じか?詳しくはこちら
行ったのは、帰る時間も考えて、トラムの駅すぐ横のチェンベルリタシュ・ハマム(Çemberlitaş Hamamı)。

ここは観光客向けのハマムらしいが、そもそも地元民向けのハマムはもうあまりないらしい。入口で料金を払い、個室の脱衣所に入って副を脱いでタオルを腰に巻く。それから浴場へ移動。浴場は蒸し風呂みたいな感じで、中央に大きな大理石があり、そのうえで寝そべってオッチャンにアカスリしてもらうのをジッと待つわけです。この待ち時間が結構長く、のぼせそうになります。オッチャンが手の空いたときを見計らって、最大眼力で「次は俺」と知らせないと、永遠に順番が回ってこない気がします。番号札とかないです。ちょうど混んでいたからか、すごく手早かったんじゃないかな。アカスリのあと体も洗ってくれて、そのあと体を流してくれるんだけど、流し方が物足りない…。あと、オッチャン、なんの前触れもなく首とかボキボキしてくれるんだけど、整体師でもない人に首ボキボキされたくない人は注意してください。私は止めたかったけどその隙さえありませんでした。

晩御飯にはコレと決めているものがホテル近くのレストランにあったので、ブラブラ歩きながらホテルの方へ向かう。途中でみた飴細工師。

晩御飯は、壺焼きケバブ。てっきりこんなの(Web参考画像)
が出てくると期待していたら…

こんなのが出てきた。

なにこれ、ショボイ…。でも味はよかったです。

最後に、イスタンブールの夜景。

イスタンブール、いいところでした。


ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ

2011年9月13日火曜日

Istanbul 1日目

Istanbulにやってきた。フランクフルト発が2時間遅れたため、イスタンブール空港には夜10時過ぎに着いた。もうすっかり夜だ。そこから地下鉄とトラムでホテル最寄り駅まで移動。途中、エジプトから移動してきた一人旅女子大生と出会うが、これからホテルを探す、とのこと。途中の駅でお別れしたが、大丈夫なのか…?私はホテルを予約していたので、この時間でも精神的な余裕があった。しかし、ホテルの部屋に着くと、あまりの狭さと、なぜか青色の薄暗い照明に精神的余裕は無と帰すが、「イスタンブールは都会だからな」と気を落ち着かせ、シャワーを浴びて金曜日は終了。ちなみに、イスタンブール都市圏の人口は1千万人を超えるらしい。東京みたいな感じです。
翌日、8時過ぎにホテルを出て観光を開始した。スルタンアフメット地区に見どころが集まっているようなので、ホテルから10分ほど歩いて移動する。まず行ったのはSultanahmet Camii(通称:ブルーモスク)。

かなりの列だったのでパリ旅行を思い出したが、意外と列はサクサク進み、15分ほどで内部に入れた。モスク内は土足禁止なので、入口でナイロン袋に靴を入れて、手持ちで入場する。初めてのモスク見学なので、色々物珍しい。



しかし、正直観光客が多すぎて、「モスク」という厳粛さはあまり感じられない。だってこんな感じですよ。


モスクには随時入場できるようなので、早朝に行けばもっと雰囲気を味わえるだろう。

次は地下宮殿(Yerebatan Sarnıcı)。地下宮殿といっても、貯水槽だったらしいが、それにしてはものすごく豪華な貯水槽だ。よく当時に「地下に貯水槽を作って水をためよう」なんて思いついたことに感心する。ここはライトアップが非常にうまく雰囲気がある。 

ここで9時半過ぎになったので、続いてトプカプ宮殿(Topkapı Sarayı)に向かった。

ここもある程度並ぶが、広大な宮殿だからか、列は止まることなく進んだ。パリ旅行のベルサイユ宮殿でその威力を知った日本語オーディオガイドを入手し、広い宮殿内を回る。もちろん、有名なハレム(Harem)も別料金を払って見学した。 

ハレムは王であるスルタンと女性のための建物だが、ハレムを取り仕切る宦官長は黒人宦官(男性)から選ばれたというのが面白い。オスマン帝国時代には、人種や宗教に関係なく能力とスルタンへの忠誠心に応じた位が授けられた、というのだからオスマン帝国が繁栄したのも頷ける。 

この小石の道は、スルタンが馬でハレムへと入っていく道。この道は、ハレム入口から男子禁制スペースまで(つまり男性宦官の居住区)続いている。一刻も早く女性の部屋に行きたいという強い思いが感じられます。

宮殿内には宝物館もあり、豪華絢爛な宝物を見ることができる。私が一番興味を持ったのは「モーゼの杖」。神話だと思ってたけど、それらしい杖があるんですね。あと、面白かったのが、「預言者ムハンマドの髭」。ムハンマドが手入れして落ちた髭を、皆が競って拾い集め、豪華な入れ物に大事にしまっておいたそうな。

宮殿を出た後に選んだ昼食は、イスタンブールの名物の一つ「キョフテ」。某ガイドブックに記載されているキョフテ専門店でいただいたが、要は小さなハンバーグだ。味は可もなく不可もなくという感じ。

そーいや、お土産も見ないとなあ~、とグランバザール(Kaplı Çarşı)へ行くことにした。中東のバザールというものを実際に見てみたいし。バザールの入口はいくつかあって、こんな風に門になっています。 

グランバザールは、想像以上にゴチャゴチャしています。 

ここで買い物なんぞする気にならないのは俺だけか?日用品ならまだしも、お土産にいいものを選ぶ隙がない。単純に店の数が多すぎることと、ここでは、真贋を見分ける目がないと、いいものが買えないんじゃないのか?という不安が買い物意欲をなくしてしまう。それでもグランバザールは見どころとしてはかなり面白く、行く価値は十分にある。女性が行くときっと買い物が楽しいだろう。

次はアヤソフィア(Ayasofya)へ。ここでもオーディオガイドを借りた。初めはギリシャ正教の教会として建設されたアヤソフィアだが、後にイスラムのジャーミィ(モスク)へと変えられた歴史がある。そのため、キリスト教とイスラム教が混ざり合った不思議な雰囲気となっている。どデカいドーム下のスペースに圧倒される。柱一つない巨大な空間だが、どーやって作るんだろう?いつも不思議に思う。

さて、実は朝から持病?の腰痛で、移動がかなり困難だった。それでもなんとか頑張って色々見てきたが、ちょっと限界に近づいてきたし、なぜか腹痛も併発してきた。トルコアイスを2つ食べたからか…?ホテルに休憩しに戻り、ベッドで横になること1時間、とりあえず動けそうになってきたので、トラムで金角湾方面へ再度出発。ガラタ橋(Galata Köprüsü)を渡ったところでトラムを降りて、見物しながら橋を戻ることにした。ガラタ橋周辺は、非常に活気があって混雑している場所。魚市場や船着場もあって、港町の風情だ。 

ガラタ橋は2階建て。一階はレストランが集まっていて、2階は道路&トラムが走っている。 


2階では多くの釣り人が。これ、釣れるのか?と思って足元のバケツを覗いてみると、結構釣れている人もいる。さらに、釣竿レンタルと餌販売所もあって、誰でも釣りができるようだ。ただし観光客で釣りをする人がいるのかは不明。


ここで魚料理を食べたかったが、腹痛が続いているので我慢しよう。ガラタ橋の旧市街側には、エジプシャンバザール(Mısır Çarşısı)がある。 

なんでも、香辛料の店が多いことからこの名前が付いたそうだ。今でもその名残がある。 


 ここを通ってホテル方面に向かうと、日本語の客引きによく会う。イスタンブールでは何人も遭遇したが、どうして「ワタシ日本人デス」と見え透いた嘘をつくのかわからない。聞けば叔父さんや祖父、お父さんが日本人だ、というのが大半だが、どう見ても日本人の血は混じっていない。もうちょっとマシな声掛けを考えたほうが売れるんじゃないか?と思ったが何も言わずに適当にかわしておく。エジプシャンバザールでは、初めて見る食べ物を珍しそうに見ていると、日本語が堪能なトルコ人が話しかけてきた。彼に聞くとこれはトルコのお菓子とのこと。これです。

 12つ欲しい、といったら試食させてくれた。うまかったけど、試食で満足したので食べるだけ食べてさよならした。ごちそう様です。そんなこんなで店を冷やかしながら歩くと、もうすぐホテル。近くの安レストランにて夕食。おなかに優しい煮込み料理をチョイスした。

ホテルはトラム沿線にある。イスタンブールのトラムをよく利用したが、決して乗車・降車を待たない(乗り込む人とドアの戦いが毎回見られる)ことや、歩行者をあまり気に掛けない&歩行者も気にしないことに驚いた。歩行者とトラムの隙間はわずか数センチ。


一度は子供たちが走っているトラム最後尾にしがみついて遊んでいるのを目にして、かなりビックリした。そんなの、youtubeの中だけの世界かと…。まさかイスタンブールで見れるとは。
9時頃にホテルにもどってイスタンブール1日目終了。

2日目に続きます。



ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ