Istanbul2日目。
8時半過ぎにホテルを出て、まずはドルマバフチェ宮殿(Dolmabahçe Sarayı)に向かう。第一のゲート。ここで入場券を購入し、セキュリティチェックも行う。
この宮殿は現役の迎賓館のため、入口には衛兵さんが警備についている。ちょうど衛兵さんの交代式が見られた。
さて、ゲートを進んで、いよいよ宮殿入口までくると早くも行列が出来ているが、列が動いている気配はない。
どうやら何人かのグループになって、案内人にツアーしてもらう見学方法のため、次の案内は何分から、と決まっているのである。ツアーには、トルコ語と英語があるが、トルコ語の方が早くに出発できそうだったので、「トルコ語ツアーに参加してもいい?」と英語で聞くと、「Very Trkishだからダメだ」というよくわからない返事が返ってきた。まぁ、英語で聞いた地点でダメなんだろう。結局少し待って英語のツアーに参加したわけだが、これが良かった。わかりやすい英語を心がけているのか、簡単な単語で丁寧に説明されていた。こんなにわかりやすい英語ツアーは初めてだ。写真は撮影禁止だったので内部の写真はないが、絢爛豪華の一言に尽きる。1853年に完成した比較的新しい建物からか、かなりヨーロッパ建築の影響を感じる。ベルサイユ宮殿のような雰囲気だ。
宮殿見学の後は、「ヨーロッパとアジアの間を行き来したい」と思い、ヨーロッパとアジアを分けるボスボラス海峡をクルーズすることに決めた。船の発着場であるガラタ橋に戻って、まずは切符購入と出航時間をチェック。出航まで時間があったので、ガラタ橋名物のサバサンドを昼食に食べることにした。サバサンドは、こんな感じの小舟で作っていて、船の向かいのテントで食べるファストフードだ。
この小舟、ありえないほど揺れまくっていたが、一日中あの船の中でサバサンドを作っている職人さん、逆に揺れない地面が苦手になりそうだな。
サバサンドは、こんな感じ。
味があまりついていないので、自分で塩やレモン汁をかけて味調整して食べる。サバサンドってもっと臭みがあるのかと思っていたが、あっさりしていて結構イケる。大人向けの味です。これだけじゃお腹いっぱいにならないので、焼きとうもろこしもいってみた。
これも、うまそうに見えるが、味がないな…。醤油が欲しいところです。
まだ出航まで時間があるので、近くのモスクへ行くことに。近くって言っても3つもあるので、とりあえず一番目立たないモスクへ行くことにした。ブルーモスクのときに、もっと観光客が少ない方がいいなぁ、と思っていたので、目立たないモスクなら観光客もいないだろう、と考えたわけです。
行った先は、リュステム・パジャ・ジャーミィ(Rüstem
Paşa Camii)。写真手前です。
ここは観光客がほとんどいなかった。とっても居心地のいい空間だったので、座ってぼ~としていたが、その間4人くらいしか観光客が来なかった。イズニックタイルが全面に使われていて、すごくきれいなモスクです。
ボ~としている間に、出航時間が近づいてきたので、いざ出航場所へ。
クルーズ船はこれ。
日本人である私ですが、ドイツに一年間住んでいる間に3回もクルーズを経験したプロのクルーザー、初めのポジション取りがもっとも重要で、どこがいいポジションか、ということは経験からわかります。上の写真でいうと、避難用浮輪が並んでいる空間の真ん中ほど、ですな。日が当たらなくて、風通しが良いところ、ってことです。もちろん、この場所をゲットして、悠々クルーズを楽しむことが出来ました。
こちらはエーゲ海ひいては地中海に繋がるマルマラ海への入口。左手はイスタンブールのヨーロッパ側。
さっき見学したドルマバフチェ宮殿。
きっとボスボラス海峡から見られることを前提に設計されたのだろう、という気がします。ボスボラス海峡クルーズは、ヨーロッパ側とアジア側の街に交互に寄港しながら黒海近郊の街まで1時間30分旅します。
途中の街Kanlıcaにて積み込まれたヨーグルト。
ヨーグルトはトルコが起源と言われています。Kanlıcaはヨーグルトの名産地らしい。
いよいよ黒海が見えてきた。
終着地であるAnadolu Kavağıにまもなく到着。帰りの船は1時間15分後なので、黒海が見渡せる展望地まで急いでいくことに。目指すはあの城跡。
時間もあまりないので、必死で登ったあとの景色は…
黒海側。この向こうはロシアやウクライナに通じているのか…。
通ってきたボスボラス海峡。左側がアジア、右側がヨーロッパ。なんか、アジアとかヨーロッパとか、分けるのが意味あるのかと思えてきます。
帰りの船では、とくに写真を撮るでもなく、ボヘ~とのんびりしてました。ただ一か所、トイレが面白かったので。
トルコ式トイレです。和式に近いな。この旅では、この船内でしかお目にかかれませんでした。これ、小はいいけど、大はどうやってするんだろう…。
クルーズから帰ると5時すぎ。まだ時間あるな~と「ハマム」をしに行くことにした。ハマムはトルコ式公衆浴場みたいな感じか?詳しくはこちら。
行ったのは、帰る時間も考えて、トラムの駅すぐ横のチェンベルリタシュ・ハマム(Çemberlitaş
Hamamı)。
ここは観光客向けのハマムらしいが、そもそも地元民向けのハマムはもうあまりないらしい。入口で料金を払い、個室の脱衣所に入って副を脱いでタオルを腰に巻く。それから浴場へ移動。浴場は蒸し風呂みたいな感じで、中央に大きな大理石があり、そのうえで寝そべってオッチャンにアカスリしてもらうのをジッと待つわけです。この待ち時間が結構長く、のぼせそうになります。オッチャンが手の空いたときを見計らって、最大眼力で「次は俺」と知らせないと、永遠に順番が回ってこない気がします。番号札とかないです。ちょうど混んでいたからか、すごく手早かったんじゃないかな。アカスリのあと体も洗ってくれて、そのあと体を流してくれるんだけど、流し方が物足りない…。あと、オッチャン、なんの前触れもなく首とかボキボキしてくれるんだけど、整体師でもない人に首ボキボキされたくない人は注意してください。私は止めたかったけどその隙さえありませんでした。
晩御飯にはコレと決めているものがホテル近くのレストランにあったので、ブラブラ歩きながらホテルの方へ向かう。途中でみた飴細工師。
晩御飯は、壺焼きケバブ。てっきりこんなの(Web参考画像)
が出てくると期待していたら…
こんなのが出てきた。
なにこれ、ショボイ…。でも味はよかったです。
最後に、イスタンブールの夜景。
イスタンブール、いいところでした。
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