2011年7月26日火曜日

Medical examination

11月に航空機実験という、飛行機で無重力環境を作り実験を行う、という珍しい実験機会を与えられることになった。この飛行機実験、実施場所はワインの首都であるフランスのボルドーで行われるのだが、以前にも参加したことがあり、今回のチャンスで2回目の挑戦となる。

航空機実験に参加するためには、パイロットの定期検診ではないけれど、それに似た(もっと簡易的な)身体検査を事前に受ける必要がある。

今日、その身体検査(Medical examination)を受けてきた。場所はDarmstadtの郊外。この医院、一階は通常の診察、二階にパイロットや公共機関運転手(バスとか)の身体検査専門のスペースになっている。待合スペースの椅子も、ルフトハンザの機内椅子という凝り具合だ。

身体検査は、血液・尿・視力・視野・聴力・肺・心電図・問診という内容で、約1時間半かかった。以前、日本でこの身体検査を受診したときは、脳波とかもっと他の項目もあって、大変だったけど、専門医だからか、とてもスムーズに、滞りなく診査が終了した。

11月の実験まであと4か月切った。実験装置がまだできていないのでちょっと焦り始めたけど、なんとか間に合わせないといけない。


無重力体験、いまから楽しみです。


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2011年7月20日水曜日

両親とドイツ観光3 / Rothenburg ob der Tauber

ようやく両親との旅行記も最後。
クライマックスには、ロマンティック街道の目玉「ローテンブルク」を選んだ。
木組みの家や中世の雰囲気など、日本とは全く異なる雰囲気だし、街自体が小さいので両親二人でブラブラすることもできるだろうと、この町を選んだんだけど、まさに正解。
両親は自分たちで地図を見ながら散策を楽しんだようで、外国でのプチ冒険にちょっと興奮していた。

ローテンブルクには数年前に一度電車で来たことがあったけど、完全に記憶からなくなっていて、新鮮な感じで訪問できた。物忘れもたまにはいいものです。

まず、2泊するホテルにチェックイン。宿泊費も安いホテルし、レストランで食べた夜ご飯も美味しかったし、おすすめできるホテルです。

ホテルから町の中心マルクト広場までは、すぐ。細い路地を抜けると、そこは中世の世界。

マルクト広場から延びる道も、いい雰囲気です。

この道を進むと、有名なプレーンラインにたどり着きます。もっともローテンブルクらしいといわれるプレーンライン。

ローテンブルクの街は城壁で囲まれていますが、城壁を出ると、街を展望できる庭園もあります。「魔女の宅急便」みたいなローテンブルクの街。

ただ、街中にまで車が通行しており、せっかくの雰囲気を壊しているように思った。観光で売っている街なんだから、旧市街地中心部は業務・公共車以外は通行禁止にすればいいのに…。

それでも、ローテンブルクは観光客慣れしているというか、安心して色々見物&買い物できる雰囲気に満ちていて、旅行者にとって過ごしやすい街だった。

最終日の夜には、かの有名な逸話「マイスタートルンク(Meistertrunk)」の仕掛け時計を見ることが出来た。
市長さん、メッチャ飲んでます。しかし、思ったよりも地味な仕掛け時計だ。てっきり仕掛けが飛び出てくるもの、と思っていたが、市長さんたちは部屋の中から出てこなかった。ちなみにこれは夜の9時。明るいでしょ?


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2011年7月19日火曜日

両親とドイツ観光2 / RheinとSchönburg

昨日、女子サッカーWカップで日本が優勝した。街に出ると、行く先々で「日本人か?優勝したな!」とやたら声をかけられる。地震のときもよく声をかけられたけど、今回は嬉しい出来事だ。

一度学会報告が挟まったが、両親と行った観光旅行の続きを書こうと思う。

7月3日に到着して4日の午前中までHeinerfestを堪能したあとは、今回の旅行のメインイベント、古城ホテルへと向かった。今回宿泊するのは、ライン川沿いの小さな町、OberweselあるSchönburgという名前の古城ホテル。

Oberweselの駅に着くと、山の上にSchönburgが見える。なかなか良い雰囲気で期待大。

ホテルに電話してタクシーをお願いすると、5分ほどでバンがやってきた。タクシーで5分ほどで古城へ到着。駐車場から玄関までは橋を通って徒歩で行きます。
これも演出の一つか?と思わせるほどの素晴らしいシチュエーション。
今回宿泊した部屋は、ライン川を望む最上階の部屋。下の写真の、シダで覆われた棟の最上階で、バルコニーのある部屋です。

もちろんエレベーターは無いので、急で狭い階段を必死で登らなければいけませんが、その分景色は最高。
これはバルコニーからの眺め。ライン川とSchönburgの相乗効果で素晴らしい景色。
もちろん本物のお城なので、城の中にはこんないい雰囲気の共用スペース(図書室とか教会?とか)があります。

とにかく、このSchönburgは自信をもってお勧めします。っていっても他の古城ホテルは知らないけど…。雰囲気が素晴らしいし、本物のお城に泊まれます。他の古城ホテルは、新館と旧館とかの区別があったりしますからね。

残念ながら、泊まった日は月曜日で、ホテルのレストランは休み。タクシーでまた下界?に降りて行ってOberweselの街中で夕食をとることにした。街中と言っても、小さい街なので路頭に迷う前に、ホテルの人に聞いてピンポイントでマルクト広場のおすすめレストランへ。

Oberweselのマルクト広場は、木組みの家に囲まれた小さな空間。レストランは写真左側のパラソルの店。

さすが、ライン川沿いの街だからか、魚料理が旨かった。そして、ここで飲んだ白ワインがこれまでの人生で一番美味でした(大げさか…)。

食事の後は、時間も遅くなったので、またもやタクシーでホテルへ直行。
バルコニーからの夜景も、またすばらしい。

翌日は、Schönburgを後にして、ライン川下りの拠点のリューデスハイムへ移動。つぐみ横丁で昼食をとったり、リフトで展望台へ行ったり。

最後は、ライン川下り。
写真ではきれいな青空で素晴らしい景色が拝めるけど、実際は強烈な日差しで、猛烈に暑く、参ってしまいました。両親は「日本の暑さに比べれば、どうってことない」と終始船外で景色を楽しんでいました。

日本の暑さ、恐るべし。帰国した後、適応できるか心配になりました。


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2011年7月18日月曜日

ISPS / Bonn, Bad-Godesberg

14-15日にBonnの郊外、Bad-Godesbergで開催されたISPS(Int. Symp. on Physical Sci. in Space)に参加した。11日から開催されていたので、もっと早くから参加したかったのだけど、色々忙しくラスト2日のみの参戦となった。もっともこの会議には発表は申し込んでおらず、共著者としての参加と、共同研究関連の打ち合わせを主な目的としていたので、こんな日程になったといこともある。
Bonnの会場に着いたら、すぐに色々な日本人の研究者から、「Excursion参加が目的か?」とツッコまれた。この会議は日本・ヨーロッパ・アメリカの宇宙利用工学関連の会議なので、日本人研究者も多数参加されているのだ。14日の夕方からはライン川クルーズのExcursion&dinnerが予定されている。まぁ、14日に来たら、そう思うわな。実際は、この数週間でベルリン・シュプレー川下りとライン川下りをすでに経験済みなので、もうライン川クルーズはおなか一杯、状態だったわけだけど…。

結局、会場に着いてから最終日の出発まで、ほぼ休む暇なく何かしらの打ち合わせが出来たので、それなりに有意義な機会だったと思う。国際会議は、研究発表の場というのはもとより、歳をとるにつれて、情報収集と共同研究打ち合わせの絶好の機会という側面がかなりのウェートを占めてきた気がする。そういえば、6, 7年ぶりにお会いできた研究者の方に、「老けたね…(もっとオブラートに包んだ言い方だったが、意味は同じ)」と言われたな…。


まぁ、参加費の元はとれたかな?


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2011年7月13日水曜日

両親とドイツ観光1 / Heinerfest in Darmstadt

3~9日の間、両親がドイツにやってきたので、その間一緒にドイツ観光をした。
3,4日は、ちょうどダルムシュタット一番のお祭り、Heinerfestの真っ最中。特に時差ボケもない、ということだったので、ダルムシュタットに着いたその足で、そのままHeinerfestに繰り出した。

今回はHeinerfestのリポートをします。
ダルムシュタットに住む人のことを、Heinerというらしい。どうしてなのかは知りません。Heinerfestはダルムシュタットの人たちのお祭り、という意味なのでしょう。Berlinに住む人はBerliner、Frankfurtに住む人はFrankfurterと呼ばれるのに対して、Heinerって地名が全く想像できない。

さて、このHeinerfest、「移動式」という概念を超えた数々の恐怖の乗り物、メルヘン?な本物の馬のメリーゴーランドなど、その雰囲気は日本の縁日を大規模にしたような感じだと思えば大体あってる。

まずは定番の観覧車。相変わらずゴンドラ?が頼りない。この大きさが移動式、早くも信じられない。移動式なら祭りをやっている各地を巡っていけば効率もいいし、極めて合理的であることは確かだ。

迷路?かな。子供に「入ってきて」と頼んだけど、外見上少し怖いらしく入れなかったので、結局何の出し物なのかは不明。これ、家ごと土台に乗っていて、揺れるんです。

おなじみ?のビアバイク。酔いがすぐに回るだろうな。

日本の縁日っぽい出し物もたくさんあります。ある店のオッチャンは「日本の遊びだよ」と言っていたような…(ドイツ語なので詳細不明)。

もちろんジェットコースターも移動式。安全検査とかどうやってるんだろう?規模は小さいのでこれは余裕があった。

娘が乗りたいと言い、自分も「これなら日本でもよくやったし、大丈夫だろう」と思って乗った、船の乗り物(日本の地元ではバイキングと言っていた)。
でも、その考えが甘かった。こちらの乗り物全般に言えるけど、体を支える”安全装置”がほとんどない。このバイキングも支えはなく、手すりが体の前にあるだけ…。この状態で、座席がほぼ垂直になるまで上がるのだ。余裕で体が座席から離れます。手すりをしっかり握らないと、いつでも落下できます。

乗らなかったけど、想像をはるかに超えるこんな乗り物も。
このレベルまで来ると、さすがに安全装置でガッチリと体が固定されているように見える。ま、乗らないけど。

最後はドイツらしいな、と自分なりに感じた出し物を。
カエルのジャンプ出し物。カエルの人形?を台に乗せ、テコの要領でハンマーを使って向こう側の白い入れ物にカエルを入れる、というもの。ご存知の通り、ドイツは自然保護に対して熱心な国だ。カエルの群れが移動してます、的なニュースもタマにある。なので、この出し物にドイツらしさを感じたのでした。これ、日本では見たことないけど、似たようなのはあるのかな?

カエルの人形、触感がなかなかリアルでした。


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2011年7月11日月曜日

Berlin 2 - Humboldt Annual meeting

前回から1週間以上空いてしまった。

そもそもBerlinに来たのは、フンボルト財団のAnnual meetingに参加するため。
meetingというよりもフンボルト財団の研究者に対するドイツ歓迎セレモニーといった感じである。参加者は研究者が600人超、その家族もいるので1000人以上が参加していることになる。

27日はAnnual meetingのメインイベント、財団の活動報告とゲストスピーチが行われた。ただし、27日のセレモニーは子供は参加できないので、嫁さんと子供はホテルで別プログラムに参加した。

まず、ホテルからバスで会場に移動。会場はフンボルト大学の講堂。入口はこんな感じで、セキュリティチェックの後、会場入りできる。

中に入ると、講演会場に入る前に歓談の時間があり、2時間ほどダラダラ過ごす。 

講演が始まりましたが、会場入りにセキュリティチェックが必要だったのは、メリケル首相が講演されるから。
講演と受賞プレゼンターとしてのみの来場で、役目が終わるとすぐに退場されましたが、現役の首相が講演されるのは驚きです。

講演が終わると講演前の歓談スペースで立食パーティーの始まりです。階段には料理などを持った給仕係がズラリと整列し、その料理内容に期待できる初期配置でしたが、以外と…。

この日は20時頃にプログラム終了。

2日目(28日)は、嫁さんと子供も一緒に、みんなでバスで大移動。目的は、大統領に会うこと。

入口にはSPらしき人たちが仁王立ちしていましたが、特にセキュリティチェックはナシ。
例のごとく、しばらくの歓談タイムの後、ヴルフ大統領登場。

スピーチの後、大統領と歓談する時間も設けられていましたが、もちろん御前にはものすごい人だかり。歓談するチャンスは残念ながらありませんでした。

このあと、シュプレー川クルーズでランチタイム。初めてのランチクルーズでしたが、こんなに長時間で暑いとは!!クルーズには意外に体力が必要だと認識した。


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2011年7月3日日曜日

Berlin - part1

フンボルト財団のAnnual meetingが6月27-29日にベルリンにて開催された。このAnnual meetingには家族同伴で参加してもよく、meeting中の宿泊費や食費は家族分もカバーされる。嫁さんと娘もBerlinに同行し、meeting前の土日とmeeting後の1日を延泊(延泊分は当然自費)し、Berlin観光も楽しんだ。
今回のブログはまずは観光編。後日、meeting編と2部構成。

Berilnへは一等車で優雅に車窓の旅。嫁さんの体調を考えて、一等車にしたけど、非常にゆったりとしていて大正解でした。
Berlinのホテル前では、ホモセクシャルな方々がド派手に歓迎。
これ、年に一度のパレードらしいです。私は2~3年前に、ベルリンに弾丸ツアー(ベルリン滞在数時間)をしたことがあるんですが、その時もこの年に一度のド派手パレードに遭遇しました。縁があるんだなぁ…。
土曜日は移動だけに終わったんだけど、このパレードのおかげ?で思い出深い移動日になりました。

日曜日は、ベルリン蚤の市へ。なんでもありのフリマです。
しかし、パーマあて?はどこに需要があるんだろう…。

蚤の市の後は、Hackescheホーフに移動。

目当ては、誰もが知っているアンぺルマン。
正直、アンぺルマンの店は予想通りすぎて、驚きはなかったが、Hackescheホーフの構造が面白くて、訪れた価値はあった。

その後、テレビ塔の広場から
自転車タクシー(Velotaxi)でブランデンブルク門へ移動。ベロタクシーは初体験だけど、ガイドしてくれながら程よいスピードで進むので、とても気持ちがいい移動方法だと思う。
ベルリンの壁は、この門のすぐ後ろにあったわけだけど、いまは気持ちのいい大通りや広場が整備されていて、壁があったという雰囲気は感じられない。しかし、注意してみると、慰霊碑があったり、壁のあった位置を示す軌跡が記されてあったり、壁があった事実を感じることができる。

夜は大都会でのみ可能な、日本食の贅沢ディナー。
Eurocenter内の「大都会」という鉄板焼きがメインの高級店です。30周年らしく、その記念コースを頂いた。すばらしく美味しかったです。おまけで醤油一瓶が付いていました。

27,28日はmeeting、29日の午後から30日のBerlin出発までが再び自由時間だったのですが、ちょっとペースを落として、ゆっくり観光。Pergamon博物館に行ったり、
Kaiser-Wilhelm記念教会に行ったり、
日本食・中華料理三昧したり。

Berlinはいろんなことに困らない街でした。


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