2011年2月28日月曜日

ヨーロッパ旅行記2 - Utrecht / ユトレヒト

年末のParis旅行がヨーロッパ旅行1として、土日にオランダのユトレヒトに行ったので、これがヨーロッパ旅行2です。このブログ、『研究生活』のはずなんだが、なぜか旅行記が多いのは気にしないでください。

ユトレヒトはオランダ アムステルダムからも近く、飛行機でも行きやすい都市だけど、今回はICEを使うことにした。というのも、前回のパリで4時間くらいならば電車の方が楽なんじゃないか?という気がしていたから。日本の新幹線か飛行機か、悩む境界線と同じ感覚です。とにかく、ICEで行ったのですが、フランクフルトからは3時間30分着いたので、いい選択だったかな。

ユトレヒトの中央駅につくと、雨が降っていた。この雨は日曜日に帰るまで降っていたので、雨の中の観光となった。まずはホテルまで歩いて行って、チェックイン。荷物を置いて、ユトレヒトを訪れた最大の目的である、ディック・ブルーナハウスへ、観光案内所を経由して急ぐ。ユトレヒトはミッフィーちゃんの生まれ故郷なのです。

ディック・ブルーナハウスへ入ると、金のミッフィーがお出迎え。

さすが世界のミッフィー。神々しい。
このディック・ブルーナハウス、博物館ということだが、ミッフィーファンの日本からのお客さんがよく来るからか、日本語がオランダ語、英語に続く第3言語として機能しており、日本語のミッフィーアニメがあったり、映像に日本語字幕があったり、日本語の説明パネルがあったり、とにかくこれまでで一番内容を理解できた博物館だった。娘も大満足。

日曜日は昼前までホテルでのんびり、というか、どう素早く準備しても昼前になってしまうのだが、オルゴール博物館に行った。この博物館、ユトレヒトに来るまではノーマークだったが、観光案内所でもらった日本語の簡易ガイド付き地図に、『ユトレヒトで一番陽気な博物館』と紹介されていたので、気になって行くことにした。

オルゴール博物館は館内を巡るツアーに参加することから始まる。このツアー、博物館スタッフがオランダ語と英語でオルゴールの説明をしながら実演してくれる。50~100年くらい前のオルゴールが音あざやかに鳴らされるのに驚いたし、オルゴールの守備範囲?に驚いた。オルゴール方式で、ヴァイオリン、ピアノ、オルガン、木琴、鉄琴、太鼓、シンバル、その他いろいろ、を操っている。オルゴールの可能性は無限大やな。一番驚いたのは、スタインウェイのピアノにオルゴールを付けて、オルゴールで曲を演奏されたこと。音の強弱もつけられていて、どうやって強弱つけてるのか、不思議だった。聞いてみたら、空気を送り込んで強さを変えているらしい。質問したくせに、答えの説明を完全に理解できなかったのが、自分でも歯がゆいです…。


写真は最後の見せ場の巨大オルゴール。

ユトレヒトの街は運河が流れていて、夏に来ればもっと気持ちいだろうなぁ、と思ったりもしたけど、冬のユトレヒトもいい雰囲気の街でした。
ユトレヒトで出会った謎のおばさん像。


無造作に鶏つかんで、大阪のおばちゃん的なこの表情。圧倒的存在感。今から食事の準備するで~と言いそうな…。いい雰囲気の洒落た街なんですよ、ユトレヒトは。この像は合わんやろ…。(なにか深い意味があるに違いない、と思って調べてみたけど、手掛かりなし)



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漢詩

国破れて山河在り。
城春にして草木深し。

中国人の学生が研究室にいるからか、昔ならった漢詩をよく思い出す。上の漢詩はよく覚えていて、この詩、好きなんだよね~、と言ったら、中国人から、どうしてだ?と言われた。彼にとって、この詩は明るい感じではないので、胸が締め付けられるような感じがして、あまり好きではないらしい。自分には、ワビ・サビに通じるところがあって好きだなぁ、ということをいったけど、どうしてワビ・サビに通じる、なんて思ったのか、自分でも言いながら不思議に思った。

気になったので、調べて思い出したが、上の漢詩を書いたのは詩聖と呼ばれる杜甫だけれど、松尾芭蕉は杜甫に傾倒していて、奥の細道にも上の漢詩を引用した箇所がある。それが記憶の片隅に刷り込まれて、ワビサビと繋げていたんだなぁ。もっとしっかり覚えておけばよかった。

日本では中学から高校時代に中国や朝鮮の歴史を学ぶ時間が多くある。もちろん、日本の文化は中国由来のものも多く、母国の歴史を理解するためにも中国・朝鮮の歴史を学ぶ必要もあるのだと思う。しかし、中国や韓国では日本の歴史をこのように学ぶ機会は無いようだ(もし、間違いならばすみません)。ちょっと残念。短歌や俳句なら、日本人の心理も絡めて学びやすそうだけどなぁ。



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2011年2月26日土曜日

語学

いつもランチはドイツ人の学生と一緒にとることが多いけど、今日はたまたまインド人2名+中国人1名+日本人(自分)という組み合わせでランチをした。

ドイツ人とのランチでは、当然だけど、ドイツ人同士はドイツ語で話す。つまり、話に全く入れない。内容もわからない。ドイツ語のリスニングの勉強と思っていつも聞いているけど、今のところは効果なし。

で、今日の組み合わせだと、英語で話すことになるので、話題に入ることができる。感心するのが、インド人2人で話すときは(おそらく)ヒンディで話し、日本人+中国人に話を振る時には瞬時に英語に切り替える。話しが盛り上がってくると、インド人の一人はインド人に向かってヒンディで話し、それを受けるもう一人のインド人は、おそらく皆がわかるように英語で答えてた。ヒンディ-英語の同時会話という、高等テクニックを自在に操っているわけだ。インドでは英語は第二母国語なので、そんなに驚くことではないのかもしれないが、語学コンプレックスを持つ私には、非常に羨ましい限りの才能だ。

ドイツに来て初めに思ったのは、ドイツ人学生がほぼ例外なく、英語を流暢に話せること。ドイツ語と英語は言語分類としては親戚みたいなものらしいが、ホントに感心する。と同時に、「俺やべぇ」的な、焦りというか、失望というか、諦め(諦めちゃイカンな)というか、を日々感じる。

語学は一日にしてならず。だけど、焦るなぁ…。
俺、みんなが話せない日本語話せるもんね~、と自分を慰めてみる今日この頃。もっとも、欧米人にとって、日本語はマスターしたい言語対象から外れてますけどね。


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2011年2月21日月曜日

ドイツ旅行記2 - Bamberg / バンベルク

急に旅に行こう!となり、金曜深夜にホテル予約、土曜日に週末チケットで3時間ちょっとの電車の旅、Bambergに行ってきた。

さて、Bambergとは、「バンベルクの騎士」というのが、なんとなく頭に浮かぶ程度で、あまりなじみ深くはない地名だった。

Wikipediaによると…

『バンベルク(Bamberg)は、バイエルン州オーバーフランケン行政管区の郡独立市で、バンベルク郡の郡庁所在地。バンベルクは、大学都市であり、大司教の都市であり、ビールの都であり、行政都市である。この街は、人口約20万人の人口密集地域の中規模中心都市であり、オーバーフランケン地方の重要な中心地である。見応えのある旧市街は、ドイツでも最もすばらしく無傷に保存された歴史的な市街地であり、1993年にユネスコの世界遺産に登録された。』

…なるほど、街自体が世界遺産というわけか。日本でいうと、京都のようなもんか。こりゃ行かんといかんな、ということになったわけです。

実際、行ってみると、歴史的な数々の建造物。
これは旧市庁舎。

別アングル。こっちのアングルが有名らしい。橋の上に立っているのがよくわかるからかな。
しかし、この木組みの部分は、後から付け足したのか、わからないが、木組み以外の部分とは明らかに雰囲気というか、様式が違うんだけど、どうしてなんだろう?

旧市庁舎からちょっと丘を登ると、大聖堂。

人口7万人ほどの街だが、すごく重厚な建築。で、中には
おぉ、バンベルクの騎士。なんでこの名前だけ知っていたのか、まったくわからないけど、見事な立体感。芸術の云々はわかりませんが、すばらしい彫刻だ、ということは感じます。


また、バンベルクはビールの街としても有名。燻製ビールのラオホビアというのがあるらしい。燻製ってどんな味なんだろう、そう思いながらバンベルクまで来たけど、旧市街地の入口で、なにやら路上でビールを飲んでいる人々が…。どうやら、ビールが無料で振る舞われているらしい。こんなに早くラオホビアにありつけるとは。まさに、「玄関開けたら2分でご飯」状態。ホテルに着く前たっだので、スーツケースを引きながら、「ビールください」…。燻製なので、クセのあるビールかな、と思ってたけど、結構飲みやすい味でした。おつまみもいただきました。

ホテルも、細い路地に位置していて、旧市街地の風景に溶け込んだいい雰囲気のホテルだった。ホテルから旧市庁舎までは歩いてすぐ。夕食のお出かけ時に、もう一枚。

絵になる街でした。


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2011年2月18日金曜日

Researcher group from Japan

日本からPostDocの研究者と大学院生数人が研究室に来て、mini-workshopが開催された。
彼らは大学から国際交流という名目で支援を受けて、やってきたらしい。
TU-DarmstadtとローザンヌのEPFLの2か所で、研究室見学と短い発表&Discussionをするのが今回の目的とのこと。各都市の滞在日数は最低限で、かなりのハードスケジュールだけど、大学院の時に国際学会以外に、このような経験をさせてもらえるのは素晴らしいこと。さすが某大学。

色々驚いたことがあるんだろうけど、発表後の拍手の代わりに机をドンドンたたくことにびっくりしていた。やっぱりこれを初めて見たらびっくりするよなぁ。

夜は夕食を共にした。
ザ・ドイツ料理を堪能した。



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2011年2月15日火曜日

Valentine's Day

週末は、フランクフルトで子供向けオペラを見たり、ラーメンを食したり、近所の養蜂家の直販所で蜂蜜&蜂蜜リキュールを買ったり。なかなか楽しげな一週間の始まりだった。

そして今日はバレンタイン。
妻と娘が手作りチョコを作ってくれていた。日本式バレンタイン。
で、こちらからは花束をプレゼント、のドイツ式バレンタイン。
ドイツでは男性が女性に花束をプレゼント贈るのが一般的らしく、街の花屋は大行列だった。ドイツにいるからといって、チョコをもらえないのは何となく寂しい感じだし、やっぱり貰うと嬉しいものだ。

いい一週間の始まりです。
明日からも頑張りましょう。



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2011年2月1日火曜日

新年会

先週金曜日、研究室の新年会があった。
大学からトラムで30分くらいのレストラン。

レストランに入ったら、レストランの中にボーリングレーンが4つ!!
ドイツのボーリングは初めてだから、ホントのボーリング場ではどんなのかわからないけど、レストランのボーリング場は、なんというか、ちょっとした遊び、という感じ。日本のはたとえると「スポーツ」。
まず、ボールが小さい。指を入れる穴が2つのものと無いものと2種類(大きさや重さは同じ)。ピンもたぶん10本あるんだけど、日本のようにメカっぽい仕組みではない。ピンを倒したら、ヒモで吊り上げてもとに戻る仕組み。

で、食事の前に、ビールを飲みながらゲームが始まった。
ルールは、通常のゲームではなく、よくわからんルール。英語でルールを説明してくれたけど、ようわからんままゲームは進む。みんなの様子を見てればルールもわかるかと思いきや、やっぱりわからん。
わからないなりに、適当にやってると、どうやら優勝したらしい。。。。
ほとんどピン倒してないのに、おかしいな…。
優勝賞品までもらってしまった。レーザーポインタ&USB&ボールペンという理系三種の神器を一つにしたスグレモノ。結構高そうなものです。スンマセン。

話題は変わるが、中央教育審議会なるところが大学院教育改革策の答申をしたそうな。大学に身を置く立場としては気になるニュースだけど、記事だけ見るとなんだかなぁ…。今の大学院制度も色々問題はあるんだろうけど、教員削減という現実とセットで考えないといけない問題じゃないかと思う。記事だけでは判断できないし、ソースの答申書PDFをダウンロードしたので、時間がある時にじっくり読んでみよう。



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