サーリセルカはフィンランド最北の通年型リゾート地として有名らしい。ヨーロッパの冬を楽しめる最後の機会だ。北極圏なので、運が良ければオーロラにも出会えるし、「北極に行きました」ということもできる。この辺りはサーミ人が住むLaplandというようだが、娘の絵本でしか、Laplandという世界は知らない。想像が出来ない場所に行くのは、これが初めてかもしれない。
3月27日:
ドイツを出発、サーリセルカに向かったが、この頃、ドイツはすでに春の日差しでかなり暖かかった。ヘルシンキ経由で最寄りのIvalo空港に着くと、当然のように雪景色。
ここからサーリセルカまではバスで30分ほど。バスは飛行機の到着時間に合わせて待っていて、料金はバスの中で支払う。サーリセルカの各ホテル前まで連れて行ってくれる。
ホテルは、ネットから予約したRiekonlinnaのアパートメント。このホテルは日本のツアー会社が入っていて色々便利そうだったし、アパートメントタイプならみんなゆっくり寝れる!と選んだけど、現地のアクティビティのディスクがあったり、受け付けの人も親切、部屋も広い&サウナあり、とかなり良かったです。アパートメントタイプは個人申し込みのみらしいですが、お勧めです。
着いた日は、ホテルのレストランで夕食をとって、疲れたので早々に就寝。天気もまずまず良かったのだが、寒い(夜は-15℃くらいかな)し疲れていたので、オーロラをハンティングしに行く余裕はなし。次の日、聞いたけど、この日はオーロラが出ていたらしい…。まぁ、いいか。
28日:
サーリセルカでの移動はホテルで借りたソリ。
ソリに乗って、買い物から遊びまで、なんでもできる。雪があると、こういう移動もアトラクションになる。写真の待合所っぽいのはバス停かな。
今日のメインイベントは犬そり。こちらではHusky safariといいます。サーリセルカにはたくさんのアクティビティがあって、何をするか、どのディスクに申し込みむか、悩ましいところでしょう。子供も遊べる&大人も楽しめる、ということで犬そりを選んだけど、大正解でした。ディスクはHusky&Co.に事前にメールで申し込み。ホテルのフロントでピックアップしてくれます。
車でハスキー犬のファームまで移動し、防寒具を貸してもらって、イザ出陣。一台につき6頭のハスキー達が引いてくれるんだけど、かなり面白い。自分たちの他に、もう一台、フィンランド人らしき夫婦が居ました。この日のハスキーたちは素晴らしい速さで駆けているらしい。時速40kmくらい出てるよ、といわれた。
これで、今日のイベントはおしまい、と思ってたら、急遽サンタさんに会いに行くことに。これは娘のリクエストだったんだけど、フィンランドにはサンタクロースが住んでいて、有名なのはロヴァニエミだけど、サーリセルカにも小さい家があるらしい(ここです)。個人ではサンタさんに会うのは難しいらしく、現地のディスクに頼んでいたのが連絡が来て、「今日なら行けるよ。5時にホテルに迎えに行きます」と。
で、行きました。会いました。
この後は家の中でサンタさんとお話ししたり、娘はプレゼントももらえた。今回は20人くらいのフランス人グループに混ぜてもらう形でサンタさんに会うことが出来た。フィンランドでサンタに会う、という娘の願いは、なんとかかなえられました。
29日:
我が家にしては昨日飛ばしすぎて、この日は特に何も予定なし。朝もゆっくり起きて、スーパーに行ったり、ソリを楽しんだり。ここサーリセルカには、フィンランド最長のソリゲレンデがある。この日、滑ったのはその一部だけど、すでに日本では経験したことのない領域のソリでした。200mくらいのところから滑ったかな?こわいくらいのスピードが出るし、たまにコブがあって、ジャンプしたりする。なんでも高い北欧で、このソリは無料。誰もが笑ってしまう楽しさとあいまって、かなりおすすめのアクティビティです。
この日の夜は、ようやく重い腰をあげてオーロラを見ようとホテルの裏手(近場で済ませるところが…)に繰り出した。30分ほど待っていると、なんとな~く、あれオーロラ?ってのが見えたので、早々に退散。夜は寒い。
30日:
昨日楽しんだソリを持って、山の頂上のレストランへ。初めはリフトで行こうと思っていたが、リフト乗り場が遠い&見つからない、ということで、徒歩でソリコースを登ることに。かなり大変だったけど、景色が素晴らしく、飽きずに登れます。頂上からの絶景。
頂上にはレストラン。ここのレストラン、景色もいいし、おいしかったです。
さて、帰りはソリ。
このコースはどうなってるかというと…
終わりが見えない。全長1.2km。滑り出すのがちょっと怖いです。
ホテルに帰って、レンタルしておいたスノーシューで散歩すべく、スノーシュー用散歩道へ繰り出した。ギャーギャー言いながら、雪に埋まり、適当に散歩道周辺で遊んで満足した。
31日:
荷物まとめて帰るだけ。チェックアウトして、eチケットに載っていた飛行機の時間(13:30)に合わせてホテル前に来るはずのバスが来ない。どうしてだ?と思いながらもバスが来ないのは仕方がないので、タクシーを呼んで空港へ向かう。そこでわかったのは、飛行機の時間は13:15だということ。なんで、チケットには30分と書いてあるんだ?15分前にバスは出発していたはずで、来なかったのも納得。まぁ、無事に空港に着いたからいいけど。ということで、あとはトラブルなくドイツまで帰ってきました。
帰るころには、雪が解けだして、北極にも春の気配がしていました。
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はじめまして、1月にフィンランド旅行計画中です。
返信削除Ivalo空港往復便を購入の予定で、教えてください!
サアリセルカのサンタさんは本物らしかったですか?ロヴァニエミが有名だけど雰囲気ありましたか?
ソリは子供達が喜びそう!ぜひしたいしたいと思いました。
他にもオススメなどあったら教えていただけますか?
ikazumiさん コメントありがとうございます。サールセリカのサンタさんは本物っぽい感じはしないですよ(笑)。子供は感動してましたが、やっぱり大人には…。ロヴァエミニは行かなかったので比較はできませんが、きっと同じような気持ちになるんじゃないかな~?と思います。ちなみに、ホテルの日本人観光会社の人は、サールセリカのサンタクロース村はあまり勧めてませんでした。でも、私としては、短い滞在(4泊5日)だったので、すべてをサールセリカで体験できてよかったです。移動してたらもったいないですからね。
返信削除犬ソリ、スノーシューはお子さん一緒でも楽しめるのでおすすめです。もちろん、超長いそりコースは外せません。
あっ、サンタクロース村は個人では申し込みが難しいので、現地のアクティビティ会社に早めにアレンジをお願いしたほうが無難です。私の時は、フランス人団体客が同時期にいたので、無理やりそこに潜らせてもらいました。
サーリセリカは今までで一番印象に残っています。たくさん、楽しんでくださいね。