10日-14日までの4泊5日。ただし、初日と最終日の2日間は移動のみ。雪も降るし、ゆったりめのスケジュールに。
行きは1時間遅れ、帰りは予約の電車がキャンセル、という大雪のためと思われるアクシデントもあったので、このスケジューリングは良かった。
Bremen大学はBremenの中央駅からトラムで15分くらいのところ。かなり大きな敷地を有しており、大学内にはこんな科学館もある。
雨の土曜日に行ったけど、お客さんもいっぱい。科学の不思議を体感しながら学べる仕組みで、大人から子供まで楽しめるように工夫されてました。
うちの子も大興奮で結局土曜日は一日中ここで遊んでた。
日曜日は市内観光をZARMの先生と一緒にして、月曜日、いよいよZARMへ。
ZARMというのは、無重力(専門的には微小重力という)を地上で作り出す、世界的にも珍しい施設で、無重力を利用していろんな研究が行われている。
…というと難しく聞こえますが、ようするに遊園地のFree-fallを大規模にしたもの、です。
日本にもおなじような施設があったんだけど、閉鎖されました。
これがZARMです。
白い巨塔です。
高さは130m位?だったかな、最上部は展望台になってます。
こんな感じ。
外にも出れるけど、風も強いし、寒いし、「危険だよ」といわれたのでやめときました。
遠くの風車(たぶん高さ60mくらい)と比べると、ZARMが高いのがわかりますよね。
さて、ZARMのような施設は「落下塔」と言われてます。これは、塔のてっぺんから、実験装置を詰め込んだカプセルを落として、無重力を得るからです。
ようするに、エレベーターに荷物を載せて、ワイヤーを切って、ズドン!と落とすわけです。
で、下には当然、カプセルを受け止めるものがあるわけですが、ZARMの場合は、それは発泡スチロール。
発泡スチロールがこの黄色の筒の中に詰まってて、カプセルを受け止めるわけです。
世界的にも珍しい施設、さぞかしハイテクと思いきや、意外とローテクなんですよ。
しかも、この黄色の筒に突入して埋まったカプセルは…
こーやって長い棒でカプセルを探して、引っかけて…
吊り上げます。すごいローテク。
でも、確実ですよね。安上がりだし、いいシステムだな~と思います。
そんなこんなでハイテクなのか、ローテクなのかわからないZARMですが、塔のてっぺんからカプセルを落として、4秒ちょっとの無重力が得られます。
「4秒は短い」とおっしゃる方には、下からカプセルを打ち上げることで、倍の無重力時間が得られる「カタパルト方式」もできます。
簡単に「下から打ち上げる」って書きましたが、実はこれ、考えればすごい技術です。
カプセルを無重力にするためには、カプセルに回転を加えてはダメなわけで、無回転で100m以上も重たいカプセルを寸分の狂いなく一直線に打ち上げて、真下で受け止めるわけです。
野球のボールを本当にまっすぐに投げるのが難しいのと同じように、こんな芸当はまず不可能に近い。しかも無回転。
やっぱりハイテクですね。
とまぁ、いい経験をさせてもらいました。
いろいろ学ぶところが多かったです。
で、Bremenの街でもクリスマスマーケットが開催中。
我が街、Darmstadtよりも規模が大きくて、中にはすごい乗り物も。
その1:
カルーセル?っていうのかな、車みたいな乗り物に乗って、グルグル回るんだけど、回るスピードが半端なく早いのと、回りながら車が急に90°回転します。あちらこちらで叫び声が聞こえるくらい。移動式の乗り物とは思えない迫力でした。娘は非常に気に入ったらしい。
その2:
観覧車。高さは低いし、乗るところは小さいし、オモチャみたいな観覧なんだけど、オモチャっぽいゆえに4人で乗ると危険度Maxになります。
あまりにもオモチャっぽくて、乗るところから落ちようと思えばすぐにでも落ちれます。たぶん小さい子は油断したら落ちます。しかも、これまた回転速度は速い。一周で終わりじゃなくて、何周もします。
総合的に、Bremenはまた行きたいと思えるいい街でした。

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