2010年12月31日金曜日

クリスマス休暇・年末

ドイツに来て初めての休暇になる、クリスマス休暇。日本の年始年末の休みに相当する。
教授たちは23日頃~1月10日頃まで、研究室の学生さんたちは年始を少し短めに休暇を取るようだ。
日本人の私は天皇誕生日の23日から休暇を取ることにした。

休暇前の22日は、ドイツの研究室も大掃除という習慣がそれとなくあるようで、うちの研究室も実験室の大掃除をした。
見ていると、他の研究室も掃除をしているようで、日本と同じような感じがした。

26日からは休みを利用してParisまで観光しにいった。
フランクフルトから飛行機で行くことにしていたので、雪でキャンセルにならないかどうかを心配していたが、無事パリに行くことが出来た。


で、パリだけど、観光したところは…

まず、ホテルからシテ島に向かう途中に偶然遭遇したパンテオン。
「偶然」というのは、ヨーロッパ全体で一冊の観光ガイドブックしか持ってなくて、あまり下調べなどはせずにパリまで来たので、まさに「遭遇」したという感じ。

次はノートルダム大聖堂。
バラ窓が有名らしいが、ある事情でじっくり見物できず。


エッフェル塔。
人が多すぎて登ってません。寒空で入場を待つのは厳しすぎる。。。
ちなみに、パリの観光地では、どこに行っても露天商?っていうのかな、路上でエッフェル塔のキーホルダーを売ってます。場所によって微妙に値段に差があるみたいだけど、品物に変化なし。

凱旋門。
これも登ってません。雨降ってたから。。。。決して、めんどくさかったわけではない。

ルーブル美術館。
入場口まで行ったけど、定休日で入場できず。下調べはきちんとしとかなきゃいかん。


サクレ・クール聖堂。
この周りは、パリの下町って感じがした。個人的な感想なので、実際は下町かどうか、わかりません。

ヴェルサイユ宮殿。
ちょっと遅くに行ったからか、チケットをネットで事前購入していたからか、待つことなくスッと入れた。子供には「日本のお城の外国版」と言ったけど、なんか違うような、あってるような…。

サント・シャペル。
ここは、人が並びすぎてて、2度も目の前で「今日はここまでしか入場できません」と断られたところ。最終日、空港へ行く前に3度目の正直でようやく入れた。最終日は天気も良くて、ステンドグラスがきれいに見えたので、良かった。

と、これで観光おしまい。
パリはどこに行っても観光客であふれていて、上の観光名所はほぼすべて順番待ちの行列が出来ている。まるでディズニーランドのアトラクションのよう。
サント・シャペルに至っては2度も入れなかった。教会から「時間切れで入れません」と言われるのは初めて。
ここには、2年前にも行ったことがあるのだが、前回はなかったセキュリティチェックが導入されていたのが、大行列の原因のようだ。しかも、このセキュリティチェックは大変厳しく、うちの6歳の子供も個別チェックされていた。

娘は、一人前にセキュリティチェックされて、ちょっと嬉しそうでした。


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2010年12月24日金曜日

髪切った

ドイツに来て3か月、ようやく髪を切りに行った。

思えば、前に散髪したのが確か7月ぐらいだったと思うので、5か月経ってる。
11月の終わりくらいからずっと切りたかったんだけど、なかなかドイツの美容院に入る勢いが出ず、今日になりました。
いざ行ってみれば、何のことはない、すんなり出来ました。

まず、朝に美容院に突撃したら予約でいっぱいだから夕方はどう?と言われ、ほいじゃぁ、と夕方に予約を入れて一時退散した。
で、予約の時間に行くと、すぐにcut始め。
いろんな髪型のモデルが載っている本があったので、よさそうな髪型を指さして「これにしてください。後ろ髪はもうちょっと短く切って」とお願いすると、「OK~」とおばちゃんは切り始めた。
しばらくどんな切り方をするのか見てたけど、日本と変わらんし、結構真剣に切ってくれているので安心してお任せした。

16ユーロ。ドイツにしてはちょっと高いのかもしれないけど、途中で寝そうなくらい安心できたのは非常によかった。

できあがりもまずまずで、嫁さんからは「普通」と言われた。
「普通」に散髪が出来たのは素晴らしいことなので、これ、褒め言葉。


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2010年12月16日木曜日

ZARM / Bremen

Bremen大学のZARMという研究所にいる同じ研究分野の教授のところに見学&講演しに行くついでに、Bremenの街も観光することにした。
10日-14日までの4泊5日。ただし、初日と最終日の2日間は移動のみ。雪も降るし、ゆったりめのスケジュールに。
行きは1時間遅れ、帰りは予約の電車がキャンセル、という大雪のためと思われるアクシデントもあったので、このスケジューリングは良かった。

Bremen大学はBremenの中央駅からトラムで15分くらいのところ。かなり大きな敷地を有しており、大学内にはこんな科学館もある。

雨の土曜日に行ったけど、お客さんもいっぱい。科学の不思議を体感しながら学べる仕組みで、大人から子供まで楽しめるように工夫されてました。
うちの子も大興奮で結局土曜日は一日中ここで遊んでた。

日曜日は市内観光をZARMの先生と一緒にして、月曜日、いよいよZARMへ。

ZARMというのは、無重力(専門的には微小重力という)を地上で作り出す、世界的にも珍しい施設で、無重力を利用していろんな研究が行われている。
…というと難しく聞こえますが、ようするに遊園地のFree-fallを大規模にしたもの、です。
日本にもおなじような施設があったんだけど、閉鎖されました。

これがZARMです。
白い巨塔です。
高さは130m位?だったかな、最上部は展望台になってます。
こんな感じ。
外にも出れるけど、風も強いし、寒いし、「危険だよ」といわれたのでやめときました。
遠くの風車(たぶん高さ60mくらい)と比べると、ZARMが高いのがわかりますよね。

さて、ZARMのような施設は「落下塔」と言われてます。これは、塔のてっぺんから、実験装置を詰め込んだカプセルを落として、無重力を得るからです。
ようするに、エレベーターに荷物を載せて、ワイヤーを切って、ズドン!と落とすわけです。
で、下には当然、カプセルを受け止めるものがあるわけですが、ZARMの場合は、それは発泡スチロール。
発泡スチロールがこの黄色の筒の中に詰まってて、カプセルを受け止めるわけです。
世界的にも珍しい施設、さぞかしハイテクと思いきや、意外とローテクなんですよ。

しかも、この黄色の筒に突入して埋まったカプセルは…

こーやって長い棒でカプセルを探して、引っかけて…
吊り上げます。すごいローテク。
でも、確実ですよね。安上がりだし、いいシステムだな~と思います。

そんなこんなでハイテクなのか、ローテクなのかわからないZARMですが、塔のてっぺんからカプセルを落として、4秒ちょっとの無重力が得られます。
「4秒は短い」とおっしゃる方には、下からカプセルを打ち上げることで、倍の無重力時間が得られる「カタパルト方式」もできます。
簡単に「下から打ち上げる」って書きましたが、実はこれ、考えればすごい技術です。
カプセルを無重力にするためには、カプセルに回転を加えてはダメなわけで、無回転で100m以上も重たいカプセルを寸分の狂いなく一直線に打ち上げて、真下で受け止めるわけです。

野球のボールを本当にまっすぐに投げるのが難しいのと同じように、こんな芸当はまず不可能に近い。しかも無回転。

やっぱりハイテクですね。

とまぁ、いい経験をさせてもらいました。
いろいろ学ぶところが多かったです。

で、Bremenの街でもクリスマスマーケットが開催中。
我が街、Darmstadtよりも規模が大きくて、中にはすごい乗り物も。

その1:
カルーセル?っていうのかな、車みたいな乗り物に乗って、グルグル回るんだけど、回るスピードが半端なく早いのと、回りながら車が急に90°回転します。あちらこちらで叫び声が聞こえるくらい。移動式の乗り物とは思えない迫力でした。娘は非常に気に入ったらしい。

その2:
観覧車。高さは低いし、乗るところは小さいし、オモチャみたいな観覧なんだけど、オモチャっぽいゆえに4人で乗ると危険度Maxになります。
あまりにもオモチャっぽくて、乗るところから落ちようと思えばすぐにでも落ちれます。たぶん小さい子は油断したら落ちます。しかも、これまた回転速度は速い。一周で終わりじゃなくて、何周もします。


総合的に、Bremenはまた行きたいと思えるいい街でした。



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2010年12月1日水曜日

銀行口座

ドイツで住民登録をしてすぐに、銀行口座を開設すべく、銀行に行った時のことをメモっときます。
というのも、ネットなどで収集した情報と少し違ったところあったので、忘れないうちに。

ドイツで口座を開かないと、家賃振込みやBahncardの申し込み、電話・インターネットの設置、などはおろか、給料ももらえなくなってしまうので、口座開設は必須事項です。
で、ドイツに来て2週間ほどの右も左もよくわからない頃、街中心部のルイーゼン広場に面している銀行のうち、各都市にかならずあるであろう、PostBankに突撃した。

パスポートと住民登録証をもって、イザ窓口へ行くと、「VISAがないから口座はできない」と言われた。
あれ?住民登録があれば、出来るんじゃないのか?いろいろ見たドイツ情報でも、そう書いてたぞ…。
日本人は入国後90日まではVISAがいらないとか、ちょっと抗議したけど、無駄でした。
で、隣にはSparkasseという銀行があるし、家主さんはSparkasseの口座だし、そっちに行くもんね~と、結構強気でPostBankから出て行ったわけです。

2件目のSparkasseでは、銀行!って感じの対応をしてもらいました。個室で新規口座の開設手続き開始、お互いに微妙な英語だけど、なんとかなった~、と思ったとき、「VISAがないね…」と銀行のおねーさん。

やっぱりここもダメですかネ?と思った瞬間、
「とりあえず、口座を予約って形で作っちゃいましょう!VISAが取れたら、持ってきてね。それまで口座はBlockするけど、キャッシュカードも送付するし、口座番号も前もってわかるから、色々なところで使えると思うわ」とおねーさんがファインプレー。

確かに口座番号さえわかれば、いろんな必要書類に記入できる。
Sparkasse素晴らしい!毎月6ユーロの口座維持費を持ってくだけのことはあるぜ!と初めてドイツでサービス業っぽい一面に触れた瞬間でした。
口座のBlockとは、ATMを使った操作ができないとのこと(らしい)。ま、しばらくは手持ち現金があるし、大した問題ではない。
実際、Blockされているであろう期間に、電話の契約やネット通販の利用もできました。
VISA取れた後、銀行に行くと、一瞬でBlock解除の手続きが終わり、ATMも使えるようになりました。

いつから、口座開設にVISAが必要になったのかわからないけど、少なくともPostBankとSparkaseeはVISAが必要なようです。他の銀行は行ってないのでわかりません。

以上、口座開設情報でした。



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