フライト最終日。本当なら最終日は昨日だったが、濃霧のために予備日の今日に延期となった。しかしながら、今日も濃霧。
予備日も今日で終わりなので、なんとか実験したいとみんなの祈りが通じたのか、濃霧ではあったが3時間遅れで飛行実施となった。
みんな酔い止め注射を打ちます。
乗り込む前はこの霧。
考えたら、この角度の飛行機の写真って普通は撮れないな。
搭乗は一番乗り。今日の準備は時間的に余裕があったので、ほっと一息。
やっぱり、こういう余裕がある時はうまく行くもので、実験は順調そのもの。あまりに順調だったので、調子に乗って無重力で泳いでみたが、さすがに度が過ぎたらしく、「Free floatingがしたければ、専用ゾーンに行け」と怒られた。もうしません…。
その後はちょっと控えめに、でも十分に無重力を楽しんだ。
いつも酔ってしまう同僚も今日は最後まで酔わずに無重力を楽しめた。またここで実験できるように頑張ろう。
この記事を書いているのは、最終フライト日から2日経ったフランクフルトから帰りの機内。隣に座ったドイツ人のオッチャンの新聞をふと見ると、無重力フライトの写真がデカデカと載っていた。思わず、見せて!とお願いして見せてもらった。確かに見覚えのある顔が…。ドイツ人の宇宙飛行士だったのか…。無重力フライト中は、BBC系のテレビ局とドイツ系のテレビ局、ESAの広報の3報道機関も一緒に搭乗しており、1月にはBBCで放送されるらしい。日本じゃ見れないと思うけど、ドイツの同僚に録画お願いするか。。
