2011年6月25日土曜日

医療保険

ドイツで一年間滞在するためには、VISAが必要。そのVISA申請にはドイツ国内で有効な医療保険が必要。日本でも健康保険に加入しなければならないのと同じです。

ドイツの健康保険といわれてもよくわからないので、フンボルト財団の資料に案内のあった、HanseMerkurという会社に申し込んだ。VISA申請時に問題にならないように嫁さんの妊娠・出産もカバーできる保険を選んだが、保険代が3人で毎月300€ほどかかる。ドイツの保険費は高額というのは周知のことなので、フンボルト財団から保険補助金がお給料にいくらかついている。ありがたや。

ドイツに来てから、幸いなことに病気らしい病気はなし。なので保険を使う機会もなしだった。どうして今更、保険について書くかというと、嫁さんに赤ちゃんが出来た。ということで、毎月、妊婦健診で病院通いとなったわけです。

さて、私が加入している保険は、プライベート保険というカテゴリーになります。この場合、医療費のを保険会社からゲットするまでの道のりは以下の通り。

  1. 病院で診察を受ける。この時には支払い一切なし。診察が終わるそのままアッサリと帰る。
  2. 病院と契約している経理会社から請求書が郵送される。ちょっと意外なのは、この経理会社は複数存在し、一回の健診でも診察項目別に複数の経理会社から請求書が届く。
  3. 請求書を持って自分で全額を銀行振込。この時、入金した証拠(銀行のスタンプ&担当者サインやATMの入金完了書など)を入手しておくことが必要。
  4. 請求書と入金証拠書類を保険会社に送付。もちろんコピーは取っておくべし。このとき、処方された薬を購入したときのレシート(これもスタンプ&サインをもらっておく)も一緒に請求する。
  5. 何らかのアクションが保険会社からあるはず…と待っていると2週間ほど後、「mother's passのコピーを送れ」との指令が。eメールでもいいかな、とメール添付で提出。
  6. またもや2週間ほど後、「入金したよ」との通知が突如送られてくる。めでたく処理完了。

私の場合は、5月9日に請求書を送付して、処理完了したのが6月11日。一か月くらいで保険がおりてますね。待ってる間は長い感じがしたけど、ドイツ時間だし、こんなもんだろうな。しかし、保険処理がメンドクサイ。病院から直接保険会社に請求してくれたら楽なんだけどなぁ。医療費も高額だから支払いも大変だし、保険会社も処理が楽だろうに。

サプリ以外の薬を含む全額が保険適用されました。つまり自己負担金0円也。保険に入っていてよかったョ。


ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ<

2011年6月24日金曜日

IMFT in Toulouse, France

6月21-23日の間、ToulouseにあるIMFT(Institut de Mécanique des Fluides de Toulouse)に滞在した。

Toulouseはフランス第4の都市。都市圏人口は100万人を超えるそうだ。空港もこれまで行ったNiceやBordeauxより大きな空港で、さすがAirbus社のお膝元である。郊外にはAirbus社の展示施設もあるらしい。

フランクフルト8時発のリージョナルジェットでToulouseへ。リージョナルジェットは今回が初めてかな?ちょっと戸惑うくらい小さい。乗客も50人ほどでほぼ満員。効率いいだろうな。大きさでいえば、日本の無重力実験機で乗ったMU-300の方がもちろん小さいけど、旅客機としては最小クラス。天井は低いけど、前後のシート間隔は、ちょっと広い気がする。

空港で滞在先の教授が迎えに来てくれて、そのまま研究所へ直行。研究所の入口は簡素な感じ。もしかしたらメインゲートではないのかもしれないけど。

建物もちょっと古め。日本の大学を思い出させる雰囲気だ。ちなみに、教授の居室は4階。エレベーターは無いので、結構大変。

居室について、Laptopのメール設定を確認したら、早速Discussion開始。IMFTの学生さん2人の研究を紹介してもらう。まだ未発表の内容らしい。一通りの議論の後、実験装置を見せてとお願いして、実験室に案内してもらう。そうこうしているうちに、すでに1時。ここで昼食。研究所には食堂がないらしく、近くのレストランに他の研究者たち7人と行った。

フランスというと昼食に2時間くらいかけているイメージがあったが、実際はそんなことはなく、1時間くらいで研究所に戻る。もっとも、ドイツでは通常30分くらいだから、1時間でも倍だけど。

研究所に戻り、Discussionがまだまだ続く。最近寝不足気味だったこともあり、頭がついていかない感じだが、何とか相槌を打ちながらついていく。6時過ぎにようやく終わって、一旦ホテルへチェックイン。7時半に教授と待ち合わせて街の中心部へ夕食に出かける。

21日はToulouseに限らず、フランス全土で音楽祭で、町中でバンドが演奏をしているとのこと。確かに、いくつものステージや路上パフォーマンスがあって、ダウンタウンはすごい人。

Capitoleという宮殿?の前のレストランに入った。宮殿前にはメインステージが。音がすごくて、ただでさえ聞き取りにくい英語がますますわからん。

Toulouseはフランスの南部に位置するが、ここでも夜は明るい。そういえば、21日(UT)は夏至だ。10時頃でもこの明るさ。

2日目(22日)午前中は研究室のセミナーでの講演。午後はまたDiscussion。IMFTの装置を使って共同研究が出来ないか、色々話し合う。7時ごろにようやく終了。明日の朝早くにフランクフルトに帰るので、お別れの挨拶をしてホテルに戻る。中身の濃い2日間だった。

夜ご飯&ちょっと観光できるかな、と思って街中へ。Toulouseにはピンクブラウンと表現すればいいのか?ちょっと明るめの茶色の建物が多く、「バラ色の街」と呼ばれる。


昨日は音楽祭で人が多かったが、今日は人もまばらだ。昨日は閉まっていたCapitoleの入口が開いていたので、内部を見学。結婚式会場にも使われてるらしい。この日も、なにかイベントがあったのかな。

ご飯を食べようと思っていたが、あまりにも疲れていたので、店を探す気にもならず、パニーニを買ってホテルに戻ることに。街中心の地下鉄からホテルに帰ろうという道すがら、こんなお店が。

これ、靴屋さんだよな?KAWASAKIってなんだ?残念ながらすでに閉店していたので、その時は正体はわからずだったが、あとで調べてみると、デンマークの靴メーカーらしい。なんでKAWASAKIっていうブランド名にしたんだろう?バイクのKAWASAKIからはクレームはないのか?いろいろ不思議だ。

帰りの飛行機もリージョナルジェット。そういえば三菱が開発中のリージョナルジェットはいつ就航するのかな?


ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ<

2011年6月19日日曜日

近況とVivarium(動物園)

最近、忙しくてすっかりブログを放置していた。
気が付くと一か月以上、更新していない。
来週はToulouseへ、再来週はBerlinへ出張続き&11月に予定されている無重力実験の準備が本格化して、結構大変な毎日だ。

この一か月、何をしたかなぁ。
研究室のofficeにインド人准教授がゲストで滞在中。8週間の滞在とのこと。これで、3人定員の部屋には、インド人2名+自分。インド人に挟まれて生活してます。officeでは、俺を挟んでヒンドゥー語?が飛び交っている。大学に隣接している動物園(Vivarium)に娘と行ったときに、「仕事場を見たい」という娘にofficeを見せたけど、「思ったより挟まれてるね」…。

この動物園、娘は3回目なのでどこそこと案内してくれた。思ったよりも、立派な動物園。

フランクフルトでも動物園に行ったけど、ここの動物園は、距離が近い感じがするのと、より自然に近い形で動物が放たれている気がする。あと、ドイツの動物園は、子供が遊べて、親がその周りで休憩できるスポットというのが完備されているのが感心するところなんだけど、日本でもこういうスポットってあったかなぁ?あまり記憶にない。

もちろん、動物園としてもなかなか楽しめる。「ネズミの家」なんて面白い。

そして今日は、ダルムシュタットの街をブラブラ。帰国まであと3か月ちょっとになった。バス停までの道を、テクテク歩いていくのも、あと何回なんだろう。

ドイツを楽しもう。


ポチッとお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ<