2011年5月12日木曜日

New office

先日、我々の研究室が、新しい建物に引っ越したことをチョロっと書いたけど、今日はそのNew officeについて。

こちらの大学では、研究室は「Institute」、実験室は「Laboratory」と言います。うちの研究室だけかもしれないが、初めはなんとなく違和感ありました。Instituteってもっと大きなイメージが…。そして、オフィスワーク(つまりパソコン作業)する居室は「Office」です。この区別は、狭い日本の大学の研究室スペースに慣れた私にとって非常に新鮮で、これが普通でなければいけないなぁ、と思う。

今回の引っ越しは、Officeだけ。実験室が移動するならかなり大変だけど、Officeだけなら一日仕事で何とかなる。もっとも、荷物の少ない私以外は準備に1週間ほどかかってました。ネットワーク管理者は大変な作業になるんだろうけど、研究室には管理者専門人員(学生ではない)がいて、引っ越しの対応をしていました。

さて、引っ越しした建物ですが、研究室のボスが副所長をしているCSI (Center of Smart Interface)ビルの3階(日本の4階に相当)に陣取ることになりました。CSIビルは、10月に私が来たときには3階建て(つまり2階部分まで。ややこしいな)だったが、拡張工事で2階分増えました。
なぜか、我々の研究室部分だけフィン構造が…。上層階用の日よけならば、最上階にないのはおかしいので、きっと建物のデザインだと思うけど、何の役目があるんだろう?ちなみに、部屋にはSunshadeがちゃんとあります。我々の研究室は熱工学関係なので、このフィンは「伝熱促進」のためのものだ、なんてみんな言ってます。

新しいオフィスは、こんな感じ。窓の外にフィンが見えます。
学生は1部屋に3人配置され、私は部屋の真ん中のスペースです。一人あたりのスペースがかなり広いことがわかりますよね。奥のスペースにはインドからのゲストが来る予定です。ちなみに私の前のスペースもインド人学生です。日本の我が大学なら、この広さなら10人は余裕で詰め込みます。このように余裕のあるスペースに改善してあげたいけど、どうしようもないわな。

素晴らしい研究環境に感謝。


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2011年5月9日月曜日

情報提供ページ紹介 5

日本ではGWだが、ドイツでは平常の土日だ。気持ちのいい天気が続いている。

先週の木曜日に、研究室のオフィスを引っ越した。新しい建物の3階(日本の4階)なので、眺めもいい。スペースも広くなって、みんな上機嫌の様子。新オフィスの様子は、明日にでもお見せできるかな。

同僚から、「日本はどうだ?原発は進展はあったか?」とよく聞かれる。そのたびに、「うぅ~ん、特に大きな進展はないよ」というしかないのが、ちょっとつらい。「よくなってるよ」と言えたらいいなと思う。

このブログでは、最近は情報提供ページを載せていなかったのですが、原発関連のニュースは常に注目しています。新たに2件ですが、情報提供ページを紹介します。

アメリカ カリフォルニア工科大学 Joseph Shepherd教授の原子炉情報ページ。
http://www.galcit.caltech.edu/~jeshep/fukushima/
教授の発表したスライドの日本語訳もあります。
http://www.galcit.caltech.edu/~jeshep/fukushima/ShepherdFukushima9April2011_Japanese_ver.pdf
ただし、このスライドは4月6日の講演資料ですので、掲載されている情報はその時のものです。しかし、情報量が多く、非常に詳しく解説されています。

東北大学 圓山・小宮研究室による事故解析と沈静化への提言
http://www.ifs.tohoku.ac.jp/maru/nuclear/
熱工学の観点から、冷却に関する様々なレポートが記載されています。
同じ専門分野の方が、ご多忙の中、さらに、被災地という様々な困難がある中で、多くの提言をされていることに感服致します。


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