あけましておめでとうございます。
というのは遅すぎだろうか?
ドイツでは「Frohes Neues !」(あってるかな…)というらしい。
これは友達同士のちょっと省略された言い方とのこと。
言いやすいから、これは覚えられる。
クリスマスには「Frohe Weihnachten !」とちょっと変形するだけで使える。
ただ一つ、この言い回しを覚えたのがクリスマスの後だったのが悔やまれる。
来年まで覚えておいて、だれかに言いたい。
さて、ドイツ研究室では、1月3日の週からボチボチと研究室に顔を出し始める。学生の講義は来週からのようだ。
休暇好きなドイツ人も、新年はあまり休みを取らないとのことだけど、日本よりもちょっとゆっくりです。
食堂も休み明けバージョンでメニューも少なめ。
学生さんといろいろ話してたら、給料の話になった。
自分のではなくて、博士課程学生の給料。
こちらでは、学生も給料が州政府(or DFG?)からもらえるらしい。
学生さんの話では、研究室に入る時に、教授に「仕事はありますか?」と聞くらしい。
で、仕事があれば目出度く研究室に所属できる。
ここでいう【仕事】とは、研究テーマと同じなんだけど、こっちの研究テーマは教授がプロポーザルした研究提案が政府などから採択されて、研究費が付いたもの、すなわち、お金がある研究テーマ=仕事、ということらしい。
人件費は研究費と完全に分離されているのかどうか、学生さんにはわからないので不明だが、どちらにしても、いいシステムだと思う。
給料の額は日本の学振の特別研究員と同じくらいの金額だ。かなりいい。
思わず、ドイツの博士課程に入ればよかった、と本気で思ったくらい、いい。
(以前のようなユーロ高になれば、下手すりゃ俺の給料よりもいいんじゃないか…)
ただ、この給料は、大学や学部、学科でも違うらしい。
ここダルムシュタット工科大学の機械システム工学科は、非常にいい条件であるとのこと。
学生から見れば、いいことずくめのこのシステムだけど、教授からみたらどうなんだろう?
たとえば、新しい研究テーマを立ち上げたいときはどうするんだろう?
今度聞いてみたい。
ちなみに、うちの研究室の学生さんたちは、学生結婚する人や子供もいる人が結構いる。
学生っていうよりも、きちんと収入がある仕事を持っているから、結婚もできるし、子供も育てることができんだな、とようやくわかりました。
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